2002年2月22日(金)〜23日(土) 上の写真は、「フィスト・オブ・フューリー」というブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイク(続編)映画のキャンペーンガールたち。ルックスは別として、チャイナドレスというのは良いものじゃ(笑)。さて、メインイベントでは、ブルース・リー映画のヒロインであるノラ・ミャオの声を、テレビ版(日本語吹き替え)で演じていた、岡本茉莉さんがゲスト出演。この人は、「タイムボカン」のヤッターマン2号や「宇宙戦艦ヤマト」のテレサ、「花の子ルンルン」のルンルンといった役の声を演じ、「男はつらいよ」では、ある劇団員役で出演していた声優であり、役者。それらの声も即興で再現してくれた。結構昔の作品ばかりなのだが、その声は当時のままで、生で聴く事ができて感激。 やがて、「あなたがブルース・リー」というコーナーが始まる。ブルース・リー映画の一場面で、リーの役を客の誰かが、ノラ・ミャオ役を実際に声をアテていた本人がやってしまおうという企画。いわば、アフレコごっこというやつですな。いや、「ごっこ」とはいっても相手はプロ。「(リー役を)やってみたい人!」との司会・高橋ターヤン氏の声にも、誰も怖気づいて挙手せず…。 やらねば。 私は名乗り出た。何でも経験したがるライター癖というか、ただのでしゃばりというか…。気が付いたら舞台の中央に座っていた。 場面はいくつか用意されていたのだが、司会者の勧めもあって、私が挑んだのは「ドラゴン・怒りの鉄拳」のラブシーン。映画は何度も観ているので簡単かなと思ったが、台本を読みながら口の動きに合わせて、ちょうどよい長さとテンションで喋らなければならないので、結構難しい。それに、考えてみたら「怒りの鉄拳」はアクションシーン以外は最近あまり見ていなかったことに気付く(笑)。声優の仕事は大変なんだな、と実感できた。このシーンは5〜6分ぐらいあって結構長く、「愛してるよ」なんて真面目な顔で言わなきゃならないシーンもあったし、沈黙のキスシーンではどうしようかと思った(笑)。岡本さんの肩でも抱けばサマになったのであろうか。 それでも最後のほうはコツを掴んできたので、全体的には、割とうまくいったと思う。
その後のフリートークでは2ショット写真を撮らせてもらった上、名刺までいただく。「寅さん」こと渥美清氏の想い出話なども聞けて、実に収穫あるイベントであった。ただ、ネット上の有名人であるAK氏なども来ていたのだが、そうした一般参加者とはほとんど交流できなかったのがやや残念。友人連れということもあったし、ネット上では既にブルース・リーファン同士の輪ができており、そこになかなか入り込むのは難しそうだった。 「死亡的遊戯」が上映されたばかりの去年と違い、イベントもそんなにネタがない。結局フリートークが延々と続くだけになったので、一段落した2時すぎ頃、退屈そうな友人を連れて店を出る。近くの安い居酒屋で朝まで飲み、漫画喫茶で少し就寝。ハードな2日間だった。 |