印度カレー 中栄

築地(東京都中央区)

アクセス

地下鉄大江戸線・築地市場駅から徒歩5分、日比谷線・築地駅から徒歩15分

所在地

東京都中央区築地5−2−1 中央卸売市場内 1号棟

電話番号

03−3541−8749

営業時間

朝6:00〜昼1:30

休み

市場に準ずるため月によって異なる(水曜が多い)。詳細はオフィシャルサイトへ

HP

http://www.nakaei.com/


インドカレー500円。注文してから出てくるまでがまた早い。吉野屋なみ!

 


両隣を寿司屋に挟まれて建つ。

 


カウンターだけのこぢんまりした造り。築地場内の店はどれも似たようなものだ。

 


印度カレーとハヤシが半々になった「合いがけ」。これも旨いけど、私は別々に
食べるほうが好きだなあ…(笑)。

 


同じ並びに、あの吉野家の第1号店がある。

築地には、寿司屋以外にもおいしい店がたくさんある。その代表格が、この築地市場内にあるカレー専門店『中栄』だ。カウンター席のみの小さな店だが常に常連客で賑わい、「いらっしゃませ!」 「はい並1丁!」と、いかにも築地市場の店らしく、店員が元気のいい声を出している。


築地の場内だから開店は朝6時、午後2時前には閉店となる。メニューは辛口の「インドカレー」と甘口の「ビーフカレー」があり、ともに500円。ハヤシライスもある。インドカレー、ビーフカレー、ハヤシライスの中から2種類を選んでご飯にかける名物「合がけ」(600円)も旨い。どれにしようか迷う人にはおすすめ。


味の方は…まさに庶民の味方、これこそ「ライスカレー」の代表作。辛さこそ少々物足りないものの、量は多いしリーズナブルな値段と三拍子揃う。早朝からの仕込みによって6時間も煮込まれているので、野菜や肉のうま味が溶け込んだマイルドな口当たりながら、意外にあっさりしている。肉も柔らかくて食べやすい。


先代以来続けているという刻みキャベツも気が利いている。牛丼屋さながらの味噌汁(50円)、生卵などのサイドメニューも充実。個人的には5点評で満点をつけたい味。何より、接客が気持ちいい。味に対する自信と客への感謝の念がすごく感じられる。


大正元年の創業で、もとは築地市場の前身・日本橋にあった和食屋だったというから、そうした気質が受け継がれているようだ。4代目主人自ら運営するオフィシャルHPもある。そのコラムがまた面白いのだ。味に対するこだわり、接客や経営に対する熱心な姿勢が淡々と綴られている。そんな心意気に惚れて通う人も多いのだろう。


いつまでも残ってほしい職人気質な店。惜しむらくは夕食の時間には食べられないことぐらいか。その代わり、カレーをそのまま瓶詰めにした「おみやげ」も5人前1300円で販売している。これを鍋にあけて火で温めれば店と同じ味のカレーが食べられるというオススメ品。HPには割引券もついているので、プリントして持っていくべし。(2005.1.19 哲坊)


メニュー
辛口 インドカレー  500円
甘口 ビーフカレー 500円
ハヤシライス 500円
合がけ 600円
野菜スープ 300円
おみやげカレー 1300円 
ほか

皆様のレポート&感想

ともぞう

仕事上のスタッフが、一度も築地市場に来たことがないということで引率役として久しぶりに来ました。来るとたいがいここ『中栄』に来ます。なんといっても気さくにさっと食べてさっと出る。この感じがいい。その日の日記です。

http://mizusumashi.blog65.fc2.com/

また場内、場外の店の路地の雰囲気もいい。初めて仕事で市場の中に入ったとき湿度の高い仄暗い環境の中をあの独特のクルマが狭い通路を縫うように駆け抜けていく光景はまさにブレードランナーの世界でした。あの映画の世界観はここがヒントになっていると実感しました。事実は知らないけど。08.7.19

 

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