俺の屍を越えてゆけ

ジャンル

ロールプレイングゲーム

発売

平成11年(1999年)
ソニー・コンピュータ・エンターテインメント

ハード

プレイステーション

哲坊の
個人的評価

★★★★★★★★8

備考

ファンサイト


パッケージ写真だけを見ても内容は良く分からないが、ひとことで言えば和風のRPG。一族の力を合わせ、京の都で暴れ回っている鬼たちと、頭目である“朱点童子”を打倒するのが目的。

既存のRPGと最も異なる要素として、主人公たちは「短命の呪い」のために寿命がすぐに尽きてしまい、次々と世代交代を行いながら成長させて行く点がある。話を聞いただけでは「とんでもないクソゲー」のようにも思えるが、やってみるとこれが結構面白い。主人公たちは代を重ねるごとに能力も強くなるので、しっかりと「育成」している感覚は味わえる。その分、愛着が湧いてきた頃に死んでしまうという欠点もあるが…。

主人公たちは剣士、薙刀士、槍使い、弓使い、拳法家などの職業を持ち、それぞれの持つ長所と短所を使い分ける必要がある。同時に出陣できるのは4人までで、パーティーを組んで敵と戦い、奉納点(経験値)を貯めることで成長する。奉納点が貯まれば、それと引き替えに神々と交配して子を成すことができる。神にも男神、女神と性別があるので、性別や能力、相性などによって様々な能力を持った子供が生まれてくるわけだ。ゲームの中で自分の「血」を意識させられるのは新鮮な感覚だった。名前は漢字で付けられるのだが、膨大な人数の子供を作ることになるので、いちいち名前を付けるのは大変。そのため、1000ほど用意された名前の中からランダムに選べるようにもなっている。

一般的なRPGに慣れているととっつきにくいが、そうした斬新さが受け入れられれば、物語や世界観に引き込まれて行くはず。ただ裏を返せば、同じことの繰り返しだから飽きてくるという危険性もある。私の場合、当初の目標を達成した後、新たな目標が提示されたときに一気にダレてしまった(敵もえらくパワーアップしているし)。ただ、話の先は気になったので、そのままプレイは続けたが、プレイ開始当初に比べると後半は「作業」をしている観が強くなる。また、デザイナー枡田省治氏の独特の台詞回しはかなりアクが強いので、好みが分かれるところだろう。

私個人としては、和風の世界観は好きだし、それに伴うBGMや声優のボイスがなかなか良い味を出しているので、総合的に見るとかなり好きなゲームといえる。クリアまでにかかる時間は、普通にプレイすると結構長めだが、ゲーム内の時間の流れを設定で変更できるので、時間のない社会人プレイヤーにとっては有難い。(05.7.14 哲坊)

語ろう! 「俺の屍を越えてゆけ」

へっぽこエース殿

DQ・FFシリーズ等と明らかに別方向を向いて作ったRPG。主人公(プレイヤー。開始時赤ん坊)は、「鬼」の頭目に『人間との間に子孫を残せない』『成長および寿命が異常に早くなる』の2つの呪いをかけられてしまう。いきなり地獄な状況ですが、「神」の助け(?)により、「神」達との間に子孫を残せるようになる。神々との間に子孫を残し、いつか『鬼』を打倒して呪いを解く!というのが大筋(長い・・・)。開始設定もぶっ飛んでますが、中身もなかなか特殊で、大枠だけで異色な点を挙げると

・寿命の概念があり(WIZ等にもありますが、意味は薄いと思います)、どんな強キャラも寿命が来れば確実にLOST。
・戦闘時に重傷負ったり、傷を回復せず放置すると体力とは別に「健康」が低下して天寿を全うすることなく死にやすくなる
・神との間により高い素質を持った子孫を残して(交神)、パーティー・一族を強化
・プレイヤーの生活スタイルに合わせた、モード調整(経験値・時間経過等が変化。難易度調整ではない)

などなど。グラフィックはしょぼいですが、それを補って余りある面白さがあります。ストーリーもなかなか味がありますが、『戦闘』と『交神』が楽しい。『戦闘』は、より多く鬼を倒した方が強力な神と交われるので、一匹でも多く、かつ寿命絡みで時間が惜しいので、出来るだけ手数少なく倒すこと考え、戦利品に貴重品が出ると(戦闘開始時に分かる)作戦変更したり。『交神』で一族イチ!と期待されてる子を出来るだけ神と交わらせて、生まれてきた子が意外とボンクラでがっかりしたり。10点付けようかと思いましたが、後半のボス戦があまり変わらない(攻撃&防御&回避UP重ねがけ 混乱攻撃使ってくる時は別)ので9点。よく交神相手に選んだ神は男神で『やたノ黒蝿』(安いし、基礎的な能力のバランスが良)、女神で『那由多ノお雫』(攻撃以外のステータス良。低い攻撃力は属性武器でフォロー)(05.5.28)
評価…★★★★★★★★★9

じゅうざ 殿

「俺の屍を越えてゆけ」略して「オレシカ」。なかなか面白いですが、個人的には「うーん。」なゲームでした。メンドクサイのです。しょっちゅう交神しないといけないし、健康にやたらと気をつけないといけないし。さらに、寿命が長くて2年。で、戦闘に連れて行けるようになるのが、2ヶ月になってから。キャラに思い入れがもてませんでした。基本的に親子何代かにわたるRPGは大好物なんですが、これはあまりにもペースが速すぎです。

最初は楽しかったんですが、だんだん誰が誰の子供だったかとか忘れてきます。(なんか家計図みたいなんもありましたがメンドクサイのでみてません)子供が生まれるたびに名前付けるんで、だんだん名前のストックが無くなってきます。しかも昔の日本ですから、舞台が。漢字で名前付けなきゃいけない。さらに名前ストックが減る減る。あと、各キャラは死ぬ時になんか一言、ランダムに言ってから逝くのですが、初代だけは必ず、なんかブツブツ言った後「俺の屍を越えてゆけ!」とか2年しか生きてないとは思えないほどシブい台詞を吐きます。最初は良かったんですが、これもだんだん飽きてきますね。せめて寿命が10年くらいあればもっと楽しめたゲームかな、と思います。あくまでも個人的に、ですが。(05.7.14)
評価…★★★★4


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