スナッチャー

ジャンル

アドベンチャー

発売

1988年、1992年、1996年 コナミ

ハード

PC88、MSX2(初期版)
PCエンジンCD-ROM(完全版)
プレイステーション、セガサターン(完全版のリメイク)

哲坊の
個人的評価

★★★★★★★★★9
PCエンジン版・パソコン版

★★★★★★★★8
プレイステーション版


 

近未来の神戸<ネオ・コウベシティ>を舞台にした捜査型アドベンチャー。主人公のギリアン・シードを操って人型兵器「スナッチャー」から人々を護り、その正体を突き止め、打倒するのが目的。「メタルギア」シリーズ、「ポリスノーツ」で有名な小島秀夫氏が手がけた初期作品である。80年代末に各種パソコン版が大ヒットし、その4年後にPCエンジンのCD−ROMで移植・完全版が発売された。現在も購入しやすいのは、96年に発売されたプレイステーション版。アドベンチャーゲームのファンなら一度はプレイして欲しい傑作だ。

2040年代の日本の未来都市が舞台ということで、美しい高層ビル街から、薄汚れた繁華街まで、多彩な場面で物語が展開。住環境、文化、政治面など一見眼に見えないような舞台裏までがしっかりと設定されていた。映画『ブレードランナー』の影響を強く受けたらしく、ゲーム全体が、あのちょっと暗くて格好いい、独特な世界観に彩られている。


それほど多くないが、各々魅力ある人物が物語を盛り上げる。

基本的に、昔流行ったコマンド選択式のゲームだが、敵との戦闘シーンでは、ミニゲーム的なシューティング(モグラ叩き式)をこなす必要もある。また、場所を移動する際には専用車に乗って移動先を指定するので、本当に街を捜査しているような臨場感も楽しめた。慣れると少々面倒になってくるが、車に乗ることがゲーム後半では重要な場面につながるなど、ひとつひとつのシチュエーションにきちんと意味があったのがすごい。

先輩の刑事(ジャンカー)が殺害されるというショッキングな事件に始まり、容疑者との駆け引き、薄暗い病院や地下道の捜査など「ハラハラドキドキ」の緊張感が連続。唐突に女性キャラのスリーサイズを質問されたり、敵だと思って身構えたら、タダの●●●だった…など笑いどころもある。主人公ギリアン・シードには、助手代わりに専用のナビゲーターロボ「メダルギアmk.2」が付くのだが、そいつと主人公の掛け合いがまた面白い。終盤は泣けるシーンもしっかりある。


プレイヤーの意表をつくような仕掛けも。(写真はすべてPC88版)

最初に出たパソコン版は「ACT2」までしか収録されていなかった。だから物語は完全解決しないままに終わり、その続きをプレイするまでには随分長らく待たされたものである。冒頭に書いたように、結局「ACT3」を含めた完全版が登場したのはその4年後、PCエンジンのCD−ROM2というハードだった。(その前にストーリーの続きが収録された「SDスナッチャー」というRPG版がパソコンで発売されたが、さほど話題にならなかった)

PCエンジン版では、CD−ROMという媒体を活かしてプロの声優を起用。物語の主要部分に音声が追加された。今では当り前になったが、冒頭からCD音源による本物のBGMとナレーション、登場人物がガンガン喋りまくり、とにかく驚かされた。とくに、クライマックスからエンディングまで40分ほど「しゃべりっぱなし」のシーンは圧巻で、映画なのかゲームなのかよくわからなくなった。当時、ボイスに慣れていなかった私は友人ら数名とともに、「すげー」と驚き、冒頭からエンディングまでの半日、釘付けになりながらプレイしたものである。数年前にパソコンでプレイした懐かしさと新鮮な驚きを同時に味わうことができて、そういう意味でも印象深い。

そして、96年にはリメイク版がセガ・サターン、プレイステーションで発売。音声部分がさらに追加され、ほぼフルボイスになったほか、グラフィックも新たに描き起こされた。しかし、PS版、サターン版は制作スタッフが変わったせいか、グラフィックの質感やアニメーションなどにかなり手が加えられ、パソコンやPCエンジン版とは若干雰囲気が異なっている。とくにPS版は死体のグラフィックにモザイクがかけられるなど、かなりテンションが下がった感がある。BGMもアレンジされて別物に。だから、今もPCエンジン版が最高傑作という声が高いし、私もそう思う。


舞台は2042年、クリスマスを間近に控えた神戸。

私は最初MSX2でプレイしたのだが、ボイスなど無くても充分に楽しめたし、充分に恐怖も感じた。SCC音源という付属のカートリッジを使用することで実現した、MSX2とは思えないほどの素晴らしいサウンドは、今でも耳に残っている。『ブレードランナー』冒頭のシーンにあった屋台のうどん屋(2つで充分ですよ)のパロディ、「ネオコウベ焼き」という美味しそうな食べ物、パブで飲み食いしすぎて局長に怒られた…など、思い出を挙げるとキリがない。(04.10.26 哲坊)


語る! 「スナッチャー」

霜泉 殿

うわさでいいゲームとは聞いてたんですけど、MSXがなかったのでずっとあきらめてました。で、プレステで出ると聞いて、そのためにプレステ買いました。高い買い物でしたけど、後悔は、全くしなかったです。はまりました。

ストーリーの完成度がとにかく高い。ホラータッチの話なので、画面の前で、本当にハラハラして、手に汗かきながら、プレイしました。社会風刺なども込められていて、話に引き込まれました。システム自体は、コマンド選択式のアドベンチャーなので、あんまり記憶にのこってないです。ですが、フラグをたて損なって、いらいらするという事はありませんでした。間に入るミニゲームも、簡単ではないけれど、何度もトライすればクリアできるレベルでしたし、難易度もよかったと思います。緊迫感のあるシーンで、そのミニゲームが入るので、「やられるもんか」と必死になり、クリアしたときは、息切らしながら、「よっしゃー」といってしまうほど、熱くなってました。ストーリーを絶妙に味付けしている、とてもいい演出だったと思います。

このゲームを遊んで、唯一後悔しているのは、買ってすぐ、徹夜で解いてしまったことです。もっと、よく味わえばよかった・・・もう遊んではいないけれど、いまだにゲーム庫の中から捨てられない、思い出の一本です。(04.10.26)
評価…★★★★★★★★★★10

ちゃたろー殿

私はPC-88版でプレイしましたが、未だにあの興奮は忘れられません!おそらくこのゲームは私のなかでイースやハイドライド(ジャンルは全く違いますけど)と並んで最も感動し、かつ興奮しつつプレイしたゲームです。

序盤の緊迫感あるシーン(このとき真夜中にやっていたのでまじでちびりそうになりました。)。奥の深い謎解き。そしてそれが解けると一つにつながるストーリー。そして手に汗を握り熱くなりつつもなぜかホッとするミニゲーム。すべてが融合して完成度の高い作品だと思います。残念ながらACT3はやってないのですが充分に満腹です。ゲプッ!(05.1.6)
評価…★★★★★★★★★★10

ダイジョマン 殿

私はPCエンジン版のみプレイしました。高校生のガキンチョだった当時の私は、小島カントクの描く骨太のサイバーパンクな世界観に惚れ込んでしまい、発売日に買ってきて、徹夜で遊び倒しましたよ。当時はスーパーファミコン全盛期で健全なゲームばかり。ゲームでグロイ映像なんかお目にかかれない時代でしたからアリス(ドーベルマン)が腸ピクピクさせて絶命するシーンやメタルがモルグで死体を科学分析するシーンなどには音楽や音声と相まってドキドキしたものです。

ギリアンとメタルの漫才に笑い、敵出現時の警告音にびくつき、エンディング間際の語りシーンとストーリー展開に驚愕し、挙句にはメタルゥーー!と泣き叫んでたり(恥ずかしい奴)と最後まで飽きることなく遊べました。映画的なゲームという言葉は、あまり好きではないのですがスナッチャーは良い意味でのソレであったと思います。それにしても、SDスナッチャー遊んでみたいなぁ。 (05.1.6)
評価…★★★★★★★★★★10

アジャ殿

ストーリーから伏線のはり方。キャラ、サウンド、文句なしですね!アドベンチャー好きの私のなかでも最高峰に位置します。近未来でありながら実際の神戸の地名や時代背景(?)は中々に面白いです。

因みに私が始めてプレイしたのはPCエンジン版でした。最っ高でした!最近はアドベンチャーというジャンルが元気が無くなってきてるので寂しい限りです。生前の塩沢氏も最高でした。本当に配役も最高だったな〜。何か泣けてきたね〜。 (05.1.6)
評価…★★★★★★★★★★10

ながさき 殿

(ネタバレあり)MSX2で当時プレイしました。シリアスな中にも、笑える会話のかけあいなどもあり、非常に楽しめました。プレイ途中、「クリアするのがもったいない!ずっと遊んでいたい!」と思ったのもこのゲームが初めてです。

序盤で、なにか聞こえる…スピーカーのボリュームを上げてください…のようなメッセージが出て、実際に上げると「チッチッチッチ…」と聞こえたのにはビビリました。その場で捜査しているような錯覚にも陥ります。その後、スピーカのボリュームの事にはいっさい触れずにイベントに入るので当然、大音響のまま…(笑)。あの時は本当に「やられた!(制作者に)」と思いました。演出、すばらしすぎです。 (05.7.14)
評価…★★★★★★★★★9

うにゃ 殿

初投稿です。このゲームは本当に素晴らしいです。1988年当時、小学6年生の僕の家にはPC8801mkUSRがあり、イースやハイドライドや信長の野望など有名どころはプレイしたのですがこのゲームの衝撃は凄かったです。当時はAVGではマンハッタン・レクイエムなど秀作もあったんですが、当時のマイコンBASICマガジンの紹介記事で「今世紀最高のAVFGだ!」とレビューされました。その通りだと思います。

PCエンジン版とサターン版もやりましたがやはりオリジナル版のインパクトにはかなわないですね。一番インパクトがあったのが、ギブスン家で情報分析に使うパソコンが出てきてそれが骨董品のPC-8801mkUSRだったんです。そしてそれを起動する為に実際のキーボードのHOMEキーを押すんです(「家を探せ!」の真の面白さがここ)が、そこが家庭機では再現できないのは残念ですね。

BGMではオープニングが他機種のと違うのとエンディングに17分32秒という長さの曲があります。(コナミ・エンディング・コレクションのライナーによると作曲のIZUMIさんはコナミに入社した最初の日、スナッチャーの曲担当のイカチャンさんに「エンディングを作って下さい。20分くらいの曲で期間は1週間でお願いします」と言われたそうな…)。オリジナル版のサントラには英語のナレーションが入っていてこれがまたかっこ良かったです。

今ではオリジナル版をまたプレイしたくてもパソコン本体がなくて出来ない人は僕も含めて多数いると思います。復刻したら絶対に受けると思います。僕はSDスナッチャーもやったことが無いので復刻してほしいです。ネオ・コウベ・シティーを再現してスナッチャーを探すネットゲームなんて出来たら面白いでしょうね。 (05.7.14)
評価…★★★★★★★★★9

カムチャッカ 殿

先日ブックオフで見切り品になっているところを発見し200円でPS版を購入しました。ポリスノーツを数日前にやってしまったせいか序盤はものすごくやりづらかったのを覚えています。しかし、スナッチャー・スノースギ・ソ連などの謎のキーワードが浮き出てくるうちにどんどん物語に引き込まれてしまってACT2からは一気にやってしまいました。

僕が生まれる前のゲームですが今やってもかなり面白いです!初期版はACT2で終わっていたようですがそれもありだと思います。ACT2の印象ではスナッチャーは旧ソ連が生み出し、毎年冬になると現れる謎の兵器というダークで謎ででっかいイメージがあったのですがACT3をして謎が全て明らかになってしまった時、あまりにあっけなく筋が通ってしまったことにがっかりしました。どうやら謎は無理に解明しないほうが良いようですね。でもとても満足できるゲームというのは間違いないです!! (06.3.17)
評価…★★★★★★★★8

ほたるいか

お友達がプレイしていたPCエンジンCD-ROM版を見て感動。頼み込んで、本体ごと貸してもらいました。ノーベル賞受賞者やオリンピックメダリストなど、超人級のスタッフが充実しているジャンカー本部の設定はやや大げさ過ぎる気もしますけれど、重厚なストーリーと緻密な世界観が素晴らしい。最終版、スナッチャー誕生の謎と、主人公の失われた記憶が語られるシーンは、良質の小説を読んでいるかのごとく引き込まれてしまいました。

クリアした後も、ストーリーの全てを保存しておきたくって、ゲームの最初からビデオ録画してプレーしたり・・・。ゲーム途中に出てきた「ネオ神戸焼」。美味しそうで、どうしても食べたくなって作ってみましたけれど、いつもべチャッとした生焼けになってしまいました。^^; 09.2.18
評価…★★★★★★★★8

哲坊

ネオコウベ焼き。煮立った出汁の中に、固めた粉物をぶち込むというレシピでしたね。実際に作ってみたとは、恐れ入ります。私も一度食べてみたい・・・(笑)。09.2.18

 

◆◆◆

 

SDスナッチャー (コナミ)

RPG

パソコン(PC88、MSX2)

評 価…


語る! 「SDスナッチャー」

ナナキ 殿

前作スナッチャーの内容をリメイク&追加、キャラは2頭身になりRPGとなった。基本的にはスナッチャーと同じ話で進むが、ADV版スナッチャーでは無かったACT3の部分が盛り込まれている。しかもこの部分のボリュームは多く、後期のスナッチャー(PCエンジン以降)の、取って付けた様な物とは明らかに違う。

とてつもないボリュームで、PCエンジン版にはないエピソードがてんこもりだ。この辺にコナミを愛を感じてしまうのは、MSXユーザーの悲しい性か。またストーリだけではない。戦闘のバランス、曲、処理、どれをとっても1級品と言える。しかしこれがスナッチャーだけに、SD化されたキャラへの意見が分かれそうな所は、否めない。もっと多くの人にプレイして欲しい傑作だ。(05.2.6)
評価…★★★★★★★★★★10

ロングラン 殿

やはりPCエンジン版とは段違いのACT3のボリューム。PCエンジン版の急転直下な展開(急いで作ったような感じが・・・)とは違い、キャラの心情や、それに至るまでの心理変化・・・情況・・・、多くのイベントが起きます。これは、ADVとRPGというジャンルの違いが所以だと思いますが。RPGの場合は、多くのイベントを追加する事で、ゲーム自体を長くプレイしてもらうようなデザインになっていますが、ADVでそれをやると中だるみのキツいダラダラしたゲームになってしまいますから。

http://credo.fc2web.com/record.htm
ここのサイトでSDスナッチャーのプレイ日記が掲載されています。6ページ・7ページ目はネタバレばかりなので注意ですが、SDスナッチャーだけのACT3に関してのシナリオが書かれています。このサイトでも書かれていましたが、「ええ、これこそがまさしく真の「スナッチャー」の物語であると、私断言いたします」に同感です。スナッチャーフリークの全員に、是非プレイしてもらいたかった作品です。 (05.9.4)
評価…★★★★★★★★★9


貴殿の投稿が、この頁を作ります。




●このゲームを1〜10の数字で評価すると?
 ( )内の言葉は一応の目安ですので、補足があれば上に書いてください。

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