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'92年のアームレスリング世界選手権に出場した経歴を持つ、怪力自慢の男。リングス・オランダ勢のスパーリングを見学し、クリス・ドールマンに弟子入りを志願したという。ドールマンにその才能を買われ、愛弟子としてめきめきと成長。95年に行われた日本での引退試合の相手をつとめた。ただ、その時が初来日でもあったので、「こいつ誰?」という程度の印象を持たれたに過ぎない。 その後、97年から本格参戦を果たすようになり、常連外国人の一人となる。小手先の技術ではとても太刀打ちできない強靱な肉体を誇り、圧倒的なパワーでジワジワと相手を追い詰める。打撃の重さにも目を見張るものがある。99年6月、ビターゼ・タリエルをアームロックで下してランキング1位を奪取。8月に王者・田村潔司に挑戦するが惜くも敗れた。リングスルールにおいてはかなりの強さを誇ったが、2回ほど挑んだバーリトゥード・ルールの試合ではテンションの低さが目立ち、いずれも敗退してファンをがっかりさせている。攻めているときは強いが守りに入ると脆いのは、オランダの選手に共通する特徴のようである。(2000.6.1) |