オープントーナメント「King of Kings」 決勝トーナメント 観戦報告書 |
今回は、WOWOWが生中継だったため、
速報として観戦記を記す意味もなく ついタイミングを逸してしまい、
今さらのアップになってしまった。(とは言い訳か(笑))
今振り返って、各試合の雑感という形にしてみた。
第一試合 準々決勝
イリューヒン・ミーシャ |
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腕ひしぎ逆十字 |
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レナート・ババル |
体格差もあったが、立ち技ではローキックでダウン寸前に追い込まれ、
タックルもつぶされ、最後はアームロックを切り返されて
1本負けを喫してしまったミーシャ。
延長戦にまでもつれ込んだが、内容的にはやはりババルの完勝だったか。
第二試合
ギルバート・アイブル |
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判定 0 - 3 |
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ダン・ヘンダーソン |
アイブルは軟体動物のような動きで、ヘンダーソンの寝技から
ことごとく脱出。1発狙いの大味な打撃でなく、コツコツと当てていけば
あるいは勝敗は逆転したかもしれない。
勝ったヘンダーソンの方がダメージは大きかったようだ(笑)。
第三試合
アンドレイ・コピィロフ |
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判定 0 - 1 |
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アントニオ・R・ノゲイラ |
結局1、2回戦では24秒しか戦っていないわけで、その真の実力を
発揮できていたわけではなかったコピィロフ。試合が長引いた場合は
スタミナに難があるということを露呈してしまった。
減量のせいもあったとのことだが、それほど締まっていたか?
まあ、しかし第2ラウンドの5分間、ノゲイラ相手によく仕留めさせなかったものだ。
色々言われたし、笑いも誘ったが、やはり、コピィロフが強いのは確かだと思う。
1ラウンド目はかなりレベルの高い好試合であったし。
第四試合
田村 潔司 |
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判定 3 - 0 |
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ヘンゾ・グレイシー |
UWFのテーマが会場に鳴り響いたとき、感動して絶叫すると同時に
「おいおい、これで負けたら本当に洒落にならないぞ」と思った(笑)。
ルールに守られた部分も確かにあったが、技術と根性を見せつけて勝った田村は、
まさにプロ中のプロである。まぎれもない勝利である。
ヘンゾが、「VTをやりませんか」を発言したせいか、
ルールの面があれやこれやと話題に上った。
田村は、この試合から1ヶ月後、リングスのHPの自分の掲示板で、
1人のファンの、KOKルール賛美の書き込みに対し、こう返事している。
『そうですよね。何でもありと皆はいうけれど、何でもありでもルールはあるんですよね。
本当の意味での何でもありは素人のケンカだと思います。
何でもありなら、ナイフ等の凶器もありで。ただそこには技術もなにもないです。
だから何でもありでもルールがあり、KOKもルールがあるのです。
どこまで線引きするのが問題だと思います』
第五試合 スペシャルマッチ
グロム・ザザ |
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K.O. |
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ボビー・ホフマン |
ザザ、もっとルールを勉強してきたまへ(笑)。
第六試合 準決勝
ダン・ヘンダーソン |
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判定(審議により) 2-1 |
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アントニオ・R・ノゲイラ |
判定でもめた試合。多くの人がノゲイラの勝ちと判断したが、
中には、ヘンダーソンのテイクダウンの取り方の巧さを評価する人もいた。
結局、こういう判定の困難な場合、体重の低い方を勝ちと判定するのが、
一番無難かもしれない。
第七試合
田村 潔司 |
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2R |
○ |
レナート・ババル |
ヘンゾ戦で燃え尽きた田村。
体格、スタミナ共に優位なババルに勝ってくれ、と期待するのは酷だったか。
残念ではあったが、負けて納得、といった感想のファンが多かったのではなかろうか。
第八試合
クリストファー・ヘイズマン |
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リバースアームロック |
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ブラッド・コーラー |
ヘイズマンの変則キックが、コーラーの顎に炸裂するシーンを
期待していたのだが、あっさりサブミッションが極まってしまい残念(笑)。
第九試合 決勝
レナート・ババル |
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判定 0 - 1 |
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ダン・ヘンダーソン |
リングスマットでアメリカとブラジルの国歌が流れるなど、誰も想像できなかったに
違いない。事実、勝敗予想サイトでは、これを予想した人はいなかった。
また、ババルの優勝を予想した人はいたが、ヘンダーソンの優勝を予想した人は
いなかった。それでも、両者は互いに攻める姿勢を最後まで崩さず、素晴らしい
攻防を展開し、決して盛り下がりはしなかった。
たまたま判定でヘンダーソンが勝ったが、ババルが優勝でも全くおかしくない位の
好試合であった。だが、それにしても、野獣アイブルや、ブラジリアン柔術王者ノゲイラ、
重量級レスリング王者のババルと、35分間を戦い抜いての
ヘンダーソンの優勝は見事としかいいようがない。