2001年10月20日
リングス代々木大会

観 戦 報 告 書



第1試合 【ユニバーサルバウト ミドル級】

×松田 恵理也  2R 判定 0 - 3  磯野 元○

慧舟会の磯野は、一緒に見に行った川崎T殿、太郎殿の知り合いだというので、

なんとなく応援する。決め手となる攻撃はなかったが、

終始優勢に立った磯野が、U-FILEの松田を判定で下す。

 

第2試合 【ユニバーサルバウト ヘビー級】

 ○横井 宏考 1R 3分14秒 ポイントアウト(ダウン2回) 折橋 謙×

横井はすごい。新人とは思えん貫禄。ひょっとすると、すでに滑川より強いかもしれない。

パワーオブドリームの折橋。体はでかいが動きが重そうで、横井の突進を押さえきれずKO負け。

グローブの有無が勝敗を分けた気もするが。

 

それにしても、ユニバーサルバウトはいい。

いかにも他流試合らしく、ほどよい緊張感があり、これ目当ての客が来るかもしれない。

そんな可能性すら感じさせてくれた。

 

第3試合 【アブソリュート級トーナメント1回戦】

 ○リー・ハスデル 1R 4分22秒 K.O. ゲオルギー・トンコフ×

打撃が得意のはずなのに、KOKで ハンにKO負けしてしまったハスデルが、

意地を見せて激勝。相手のトンコフは、いかにも初期のリングスチックな

たたずまいを感じさせてくれた。トニーホームとペトコフを合わせたような…。

最後の倒れ方も豪快で良かった。また観たい!

 

第4試合 【アブソリュート級トーナメント1回戦】

○クリストファー・ヘイズマン 3R 判定 3 - 0 グロム・コバ×

今大会で、一番だれた試合である。まあ仕方ないか。

ザザ対コバなんてのも、やってほしい。ただし、ユニバーサルバウトで(笑)

あ、ユニバーサルは日本人だけだっけ?

 

第5試合 【ライト級オフィシャルマッチ】

×緒形 健一 1R 0分43秒 裸絞め カーティス・ブリガム○

両者70kg以下の軽量級対決。

人気だけは凄かったSBの緒形。
紙テープが大量に飛んだときは期待したのだが、修行不足だったようで。

まるで山本(憲尚)を観ているよう(笑)。

相手のブリガムは、格闘家とは思えぬきれいな体型で、

とても柔術やっているとは思えないのだけど(笑)、強い。秒殺。

相手が打撃系の選手だったせいもあるかもしれないが、

こういうのを発掘してこれるのだから、まだまだリングスは凄い。

 

第6試合 【アブソリュート級トーナメント1回戦】

 ○エメリヤーエンコ・ヒョードル  3R 判定  3 - 0  柳澤 龍志×

ヒョードル強し…なんだけど、極めてほしかった。

極める技術さえあれば、10回ぐらいは極められたほどの優勢だった。

柳澤の戦法は相変わらずつまらん。

 

セミファイナル【アブソリュート級トーナメント1回戦】

×滑川 康仁  1R 2分18秒 T.K.O. エギリウス・ヴァラビーチェス○

おお、滑川。いつの間にかセミファイナルになんぞ顔を出すほどの存在になったのか。

案の定、まだ早すぎましたな。相手が悪すぎたか。何せ、リトアニア人!

でも、リトアニアって、どこにあるんだ(笑)?

 

メインイベント【ミドル級オフィシャルマッチ】

○金原 弘光 2R 1分51秒 ポイントアウト(エスケープによる) ケリー・ジェイコブ×

今大会から復活した、ロープエスケープ。

なんだか3本勝負のようで得した気分…なわけがない(笑)

実力差は明らかで、決着は時間の問題だった。

どうせ3回逃げるだけなら、1回目でタップしたほうがいいように思えたのは私だけか?

新ルールの醍醐味は、実力の拮抗した者同士の試合で発揮されるのかもしれない。

 

さて、総評としては結構面白かった今回のリングスだが、

でも、見終わった後、なんとなく物足りなさが残った。

無い物ねだりかもしれないが、もっと「色」が欲しい。

初参戦選手が多かったせいもあるが、こじんまりとした興行だったように思える。

でも、よくやってるよなあ、前田。さすがというか、自業自得というか(笑)?

 

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