PRIDE 8
1999年11月21日 有明コロシアム
カツオ殿・川崎T殿合作(笑)(文中敬称略)
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プロレスラー対グレイシーの
歴史的対抗戦!!
これを見ずして何を見る!!
っつうことで観戦記だ!!ゴー!!!(川崎T)
第1試合
×松井大二郎(判定)ヴァンダレイ・シウバ○
スタンドでの牽制が続く中、徐々にシウバの打撃がヒット。
首相撲で圧倒的に優るシウバが松井の顔面にヒザ、ヒザ、ヒザ。
松井は最後まで倒れないものの、結局判定。
そろそろ決め手となるテクニックが欲しい。
あと、シウバはかなり強い。(カツオ)
第2試合
○フランク・トリッグ(1R
KO)ファビアノ・イハ●
下からガードしているイハ、
少しづつポジションを変えながら三角絞めへ。
しかしトリッグ、これを力で引っこ抜く。スタンドに戻り、
何発かパンチがあたるうちにイハの動きが急にスローに。
最後はコーナーで連発をくらいヒザから崩れ落ちる。
トリッグ、噂通りの強さ。はやくマッハと試合してね。(カツオ)
第3試合
○アラン・ゴエス(1R
肩固め)カール・マレンコ×
バトラーツのカール。プロレス界の威信を背負っての登場だったが、
ゴエスが相手では・・・。
案の定スタンドでもグラウンドでもゴエスに圧倒される。
俺はもちろんカールを応援していたが、
やられるのも時間の問題かと思われたところに肩固めが決まり、
カールあえなくタップ。無念。
カールの悔しがり方が物凄かった。
しかしゴエス強えぇわ。ぜひKOKへ!!(笑)(川崎T)
第4試合
○マーク・コールマン(判定)ヒカルド・モラエス×
究極の怪物対決。テクなしの殴り合いを想像するも、
終始、タックルで上になったコールマンが
何も出来ないモラエスを押えこむ展開。
私はコールマンのスタミナ切れ→モラエスのパンチ→TKO
と予想しましたが、試合はコールマンのテイクダウンが
有効と見なされ判定勝ち。
老兵コールマンの勝ちへの執念を感じた一戦でした。(カツオ)
第5試合
×ゲーリー・グッドリッジ(判定)トム・エリクソン○
一時はヘビー級最強説さえあったエリクソン。
体はかなりプヨってて胸毛ボーボーで、スコットランドあたりで
バグパイプでも吹いてそうな外観だが、強い。
しかしやはり上になるだけ。
レスリング系の選手は決め技が無い選手が多い!
そのままエリクソン判定勝ち。
会場だらけムード最高潮。(川崎T)
第6試合
○I・ボブチャンチン(1R
KO)フランシスコ・ブエノ×
打撃も巧みな柔術家相手とあって、ボブも苦戦は免れまい。
と思っていた。試合開始から、 二人とも距離を取って
ひたすら牽制しあう。会場のだらけムードもあいまって、
これもPRIDE6の小路×メッツァーみたいに
特に進展もないまま終わりそうだなあ〜。
と思った矢先に!
ボブがコーナーでワンツー!!
2発目が見事ブエノの顔面をとらえ、この一発でブエノ、
前のめりに失神!!ボブ、クソ強!!会場大盛り上がり。
スゲエぜボブ!!
とてもミーシャにあっさりやられた人間と
同一人物とは思えない強さだった!(笑)(川崎T)
第7試合
○ヘンゾ・グレイシー(判定)アレクサンダー大塚×
ついにグレイシー狩りスタート!!
まずはアレク!!頼んだぞ!アレク!!
アレクのテーマ曲「AOコーナー」で軽く泣く。(笑)
試合開始しばらくして、
ヘンゾにタックルがズバリと決まる。会場大興奮。
しかしグラウンドでガードを取られてからは、
ヘンゾのペース。アレク攻めれず。ヘンゾは下からも攻めまくる。
スタンドにおいてもグラウンドにおいても、
ヘンゾはアレクを圧倒していた。
ヘンゾ強し!
しかもヘンゾはジャーマンまで決めてみせた。
アレクはヘンゾ相手に最後まで闘いぬいたが惜しくも判定負け。
無念。すご〜く無念。
もう桜庭しかないで!ムード充満。(川崎T)
※ ※ ※ ※
ローの打ち合い、タックルとガードの攻防、そして気迫と気迫。
2人の格闘家が全てを出し切った好勝負。
私的には1ラウンドはテイクダウンで上をキープしたアレク。
2ラウンドは腕十字を決めかけたヘンゾで、
ドロー→延長だったが、判定はヘンゾ。
アレクに必要なのは松井と同じで決め手。(カツオ)
第8試合
○桜庭和志(レフェリーストップ)ホイラー・グレイシー×
スタンドでの見合いから潜り込んで抱き着くホイラー。
桜庭、これを嫌ったのか、スタンドに戻る。
そしてお約束のごとく寝るホイラー。
ベウフォート戦のリプレイを見るかのように
ホイラーの足を蹴りまくる桜庭。
1ラウンド終了。2ラウンドに入っても同じ展開。
桜庭の蹴りが決まるたびに場内大歓声。
残り3分になってグランドに持ち込むホイラー。
足のダメージがあるのか動きにキレ無し。
もつれ合ううちに桜庭がホイラーの右腕を
アームバーに固める。場内絶叫。
さらに絞って、より完璧な形に。
場内「折れ、折れ」コール。カツオさんもコール。
「折っちゃっていいスか」目で高田を見る桜庭。
さらに絞りをかけたところで島田レフリーがストップ。
猛抗議のグレイシー陣営を尻目に
「ホイラー選手、どうやって逃げたのか教えて欲しい」
BY桜庭マイク。
ヒクソンVS桜庭戦は実現して欲しいですが、
しなさそうな気がします。
あと、桜庭を祝福するヘンゾの姿に感動。
グッドリッジも肩車してました。(カツオ)
※ ※ ※ ※
ついに桜庭登場!!桜庭頼むぞ!という気持ちよりも、
ここで桜庭負けたらどうしよう・・・
とのネガティブな考えばかりが先走り、
どうしようもなく心臓がドキドキした。
しかしそんな俺の気持ちも知らず、
この兄ちゃんはのほほんと登場。(笑)さすがサク!
まずは打撃戦。もう圧倒的に桜庭優位!
パンチが!ローが!ハイが!ソバットが
まあよく当たる当たる。
ホイラーは寝てグラウンドに誘うが、
桜庭は付き合わず、立ったままローやカカト落しを
バシバシ叩きこむ。スゲエぜ!サク!
ホイラーは明かにダメージを受けていた。
そして必殺技「アイ〜ンチョップ」や
「炎の人力車」までも繰り出す余裕!
まだドキドキは止まらない。が、桜庭が優位なのは明らか。
2R終盤になってホイラーのタックルをサバいた桜庭は、
そこから上になりホイラーの腕を取って、
ストレートアームバー!!
そしてチキンウイングアームロックへ移行!!
カンペキに 決まった。
もう腕が変な方向にネジ曲がっている!
しかしホイラータップせず!!ヒクソンもタオル投入せず!!
何考えとるんじゃ!このバカ兄弟は!
腕を折られる覚悟もある、といえば聞こえはいいが、
桜庭が腕を折る寸前で止めていてくれてるのに
タップもタオルも無しってのは何だ!!
「負けない」ってのと「負けを認めない」ってのを
勘違いしてるんだよ!!コイツらは!!
結局レフェリーが止めて勝負アリ!
木村政彦以来48年ぶりのグレイシー退治を桜庭が達成!!
もう俺も叫びまくり!!桜庭最高!!桜庭最高!!
試合後もホイラーとヒクソンは抗議しまくりだったが、
アレはどう見ても桜庭の勝ちだ!!
腕を折らなかった桜庭の
サムライスピリッツがわからんオマエらに
サムライを名乗る資格は無い!!!!
とにかく桜庭の勝利が今回の大会の全てと言ってもいい!!
桜庭の実力は、明かにホイラーのそれを凌駕していた!!
恐るべし!!桜庭和志!!これを見ていたら、田村潔司の
「今でも僕の方が強いでしょう」発言が
現実味が無くなってきた。
桜庭は田村をはるか凌駕する事をやってのけた。
このままじゃイカンぞ!!田村!!
そしてリングスジャパン!!
この事実を素直に喜び、そして危機感を感じないと、
リングスジャパンも先がないぞ!!
俺の師匠ことあしたのアキラさんの言葉だが、
「小川よ!俺がリングスを好きでありつづける為に、
リングスジャパンを壊してくれ!!」
というのはこのことなのだ!!
今こそ決起せよ!!リングス!!
とにかく
桜庭最高!!桜庭最強!!前田最強!!
(どさくさまぎれ(笑))(川崎T)