コロシアム2000
2000年5月26日 東京ドーム

川崎T殿作

 

行ってきたゼー東京ドーム!

ということで観戦記だゴー!


第一試合 コロシアムルール15分1R

○近藤有己(1RKO)サウロ・ヒベイロ×

近藤すげえ!アブダビ王者のヒベイロをわずか22秒でKO!
パンクラ嫌いな俺も近藤にはホレボレしましたね!
だてにKOP取ってないな!
こういう若手(でもないか)がリングスにも欲しい!(笑)


第ニ試合 コロシアムルール15分1R

△須藤元気(ドロー)アンドレ・ペデネイラス△

元気のあの入場スタイルは賛否分かれるだろうが、俺は好き!
今回のヤツも長かったけれども、
アートとして見ても結構オモロかった。
さすが「たけしの誰でもピカソ」の
「勝ち抜きアートバトル」出場者だけの事はあるな!(笑)

試合としては膠着しがちではあったが、見ごたえがあった。
あのルミナをも苦しめたペデネイラス相手に見事に戦いぬいた!
素晴らしい!リングスにもこういう若(以下略)


第三試合 キックルール

○魔裟斗(4R/TKO)メルチョー・メノー×

どっちも何かすごくカッコええんだよなあ〜。
モテるんだろうなあ〜(笑)

試合は壮絶なるド突き合いで面白かった!
キックなんて立嶋篤史×前田憲作以来見てなかったから新鮮だった。
キックと言えば後楽園ホールだけど、

二人ともドームの広さに負けてなかった。プロだねえ。


第四試合 極真ルール

○鈴木国博(再々延長/判定)ルシアーノ・バジレ×

いやいや空手家ってのはホントに丈夫っすよねえ。
基本的に近距離の突きはさばくよりも
気合で受ける場合が多いのに、再々延長まで
戦い抜くんだからスゴイっす。判定は微妙ではあったが、
極真の凄さは見せれたような気がする。
でも、その前の緑健児の型演舞と氷柱割りの方がスゴかった!!

素晴らしい!!


第五試合 KOKルール 

○マリオ・スペーヒー(判定勝ち)金原弘光×

さあ〜いよいよリングス勢の登場だ!
まずは金ちゃん!がんばれ!
しかし、試合が始まってみると、スペーヒーめちゃ強い!
というかうまい!

グラウンドでは圧倒的な力の差があることは明らか!
それでも一本を極めさせない金原も凄い!!
膠着が多かったが、マジで15分間ずっと目が離せなかった。
金ちゃん金星を飾れず!スペーヒー!
またリングスに出てくれ!こういう人こそハンとやらにゃ!(笑)


第六試合 KOKルール

○田村潔司(判定勝ち)ジェレミー・ホーン×

いよいよ田村!赤パンにレガース、素手のUWFスタイルで登場!!
UWFの魂を忘れない、という意思表示なのか、
船木に対するメッセージなのか。
相変わらず謎かけの多い男である。(笑)
試合の方は、やはりアイブル戦のダメージが残っているのか
動きにイマイチキレがない。
しかしあえてUWFスタイルで戦ったその戦いぶりは、
間違いなく何かを船木に届かせたと思う。
しかし「プロ」としてはちょっと不甲斐ない試合であった事は否めない。
グラウンドでも消極的なムーブが目立った気がした。

がんばれ!田村!次に期待するぞ!


第七試合 コロシアム特別ルール 15分無制限ラウンド

○ヒクソン・グレイシー(1R/裸絞め)船木誠勝×

遂に!歴史的決戦の始まり!
船木は着流しに日本刀を携えて入場!
意外なほどにリラックスしているように見えた。
これなら行けるか!?

結果から言うと船木惨敗
何もいいところなく、タックル→マウントパンチ→チョークという
VTのセオリーに見事はまって失神KOさせられてしまった。

そして船木は引退表明。

いいのか?それで。

「船木はよくやった」という意見もわからんでもない。
ここまで新日→UWF→藤原組→パンクラスと戦い続けてきて、
そして最後の戦いで精一杯戦って引退して
「お疲れ様」というのもわからんでもない。
事実俺も当日はそういう感情があった。

しかし!冷静に見てみると、船木はヒクソンに対して
何一つする事が出来ずに敗れたのである。 あの船木が。
まだ高田は自分でケジメをつけようと思って、再度ヒクソンに
挑戦したのである。ファンにA級戦犯と罵られながら。

しかし船木は引退する。もうファンに期待される事もない。
そしてあの敗戦もある意味美談として残りうる形になったとも言える。
それでいいのか?船木!引退してる場合ではないのではないか?
まだ年齢的にも強くなる事が出来る範囲だろう。
一年二年かかっても再戦することが出来る年齢じゃないのか?
船木はもっと強いプロレスラーではないのか?
もう一度やれば勝てるかもしれないのではないのか?

みっともなくてもいいから、もう一度、
ムキになって立ち上がる船木が見たい。
がむしゃらにあがく船木が見たい。
クールな船木はもういらない。

確かに直に見てもヒクソンは恐るべき強さであったが、
船木が絶対に勝てない!とは言い切れないだろう。
それも船木次第だろう。

もう一度立ち上がれ!船木!

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