不動滝旅館 会津東山温泉


土方歳三も入った?
東山最古の源泉を持つ宿

 

風 呂

 

 

 

 

4

 

接 客

 

 

 

3

 

 

風 情

 

 

 

 

4

 

食 事

4

施設規模…中  露天風呂…有

※5段階評価




目玉はなんといっても、
源泉かけ流しの露天風呂

初夏のとある日、鶴ヶ城近藤勇の墓など会津見物に出かけがてら、市街に一番近い東山温泉へ泊まってみた。この東山温泉は1300年ほどの歴史を持ち、20数軒の旅館が立ち並ぶ奥羽三楽郷のひとつ。うち、自家源泉掛け流しの宿も2軒あるらしい。そこで、そのうちの1軒である「不動滝旅館」を訪ねた。オンラインだと1割引になるのでHPから予約を入れる。

旅館には夕暮れ時に到着。日曜に訪れたせいか、館内に人影はほとんどない。見かけたのは夫婦が2組、団体客が1〜2グループぐらいだったろうか。夕方に大浴場で鉢合わせたのもわずか4〜5人だったので、かなり快適な時を過ごせた。


「自家源泉掛け流しの風呂」は、男女ともに大浴場、露天風呂が1つずつ。旅館は川沿いだが、風呂は川とは反対の崖の方に設えてあるので、期待していた眺望はなかった(それがあれば、満点をつけたいところだったが)。露天風呂も壁に囲まれていて残念。

館内の大部分はリニューアル済みで綺麗。まあ、古い部分との差がどうしても目立ってしまうのは仕方のないところか。客室の方は掃除が行き届いており、何の問題もない。渓流沿いなので、始終川の音が聞こえてきて大変に風情がある。流れが急なので、人によっては「うるさい」と感じるかもしれないが、私はその音に聞き入りながら寝床に就くのが実に心地よかった。

翌朝のチェックアウト時、川沿いなので、ただでさえ狭い玄関付近が車とバイクで小渋滞。たまたまだったのかもしれないが、旅館の人はその整理や誘導に追われ「徒歩の客などに構ってられません」という状態だったのは残念。やや後味悪かったが、東山温泉では屈指の良質な宿であろう。


川沿いに面した贅沢なロケーション。
建物の前面はリニューアルしたてで綺麗



これが土方歳三ゆかりの「猿の湯」。手を入れてみるとややぬるい。源泉の温度は38度とか

さて、この宿だが、最近は幕末ファンにとっての垂涎の的となっている。ここの敷地内には、東山温泉で最も古い3つの源泉(猿の湯、こがの湯、不動湯)が存在するが、このうちの【猿の湯】に、あの新選組副長・土方歳三が入ったといわれているためである。

この湯は、創業当時の明治時代から平成5年頃まで浴場として利用されていたが、設備上の理由から現在は使用せず、保存公開するだけに留めてある。

平成5年の改装直後、旅館内ではこれを埋め立ててしまおうという声もあったらしいが、偶然にもそのまま残された。最近になって、「どうも土方が入った源泉がこれらしい」という噂の信憑性が高まったため、旅館の人もほっと胸を撫で下ろしたという(笑)。


慶応4年(1868)4月下旬、負傷した足を引きずって会津若松に辿り着いた土方は、七日町の市街地にあった『清水屋旅館』(現在は銀行になっている)に投宿した。そこで医師の治療を受けるが、足の傷は思いのほか深く、『天寧温泉』(東山温泉)に通って療養につとめたという。

ほかにも「土方が入った湯」を謳い文句にしている宿が何軒かあるが、色々調べた中では、ここが一番その可能性が高そうである。ともかく、療養中の土方と同じ風景を、同じ目線で見られるとあっては、この旅館自体が歴史ファンにとって見逃せない「史跡」のひとつであるといえよう。(2003年5月訪問)


土方は治癒後のリハビリに
【猿の湯】の前にあるこの川で泳いだという



館内も、大半は改装したての感じで
新しいにおいがした



朝食には釜飯、温泉卵が出て嬉しかった



渓流沿いの東山温泉はなかなか風情がある


泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(含食塩・石膏泉)
単純泉に近い。海水にも似た成分なので、口に含むとやや塩辛い。塩分が肌に付着し、汗の蒸発を防ぐので保温効果が高く、湯冷めしないのが特長。血液の循環を良くするため、とくに冷え性には効果がある。このため「熱の湯」「子宝の湯」と呼ばれる温泉もある

所在地
福島県会津若松市東山町湯本川向216

電話 0242-26-5050 

料金
平 日10,800円 休前日12,600円
(2名1室で1人あたり)

交通
JR磐越西線会津若松駅から東山温泉行きバスで15分〜終点下車徒歩3分

ホームページ
http://www.aizu.com/ryokan/fudoutaki/

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しいちゃん

懐かしくて思わずカキコしました。休みには毎回スキーに行っていたときに利用しました。数年前になるので、あいまいなところがあってはとホームページをのぞいて確認しました。そこには変わらずやさしい笑顔の専務の写真が、、。ヒノキの内風呂<部屋のですよ!>も健在です。アーまた行きたくなってしまったー。(05.12.26)


 

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