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この宿に泊まるなら、できるだけ早く着いて、自慢の大露天風呂を満喫したいところ。チェックインすると、ロビーの脇で早速好きな浴衣を選ばせてくれる。こうしたサービスは女性だけにしているところが多いが、男女とも色々な種類の浴衣を用意しているのには好感が持てる。
旧館1階の玄関で下駄に履きかえ、遊歩道を100mも行くと、そこはもう温泉天国ともいうべき別世界が広がる。ざあざあと勢い良く流れる宝川沿いに、4つの巨大な露天風呂が点在している。そのうち3つは混浴、1つは女性用の風呂で囲いがしてある。タオル巻きで入浴可能なので、カップルや夫婦客の姿も多い。
さすがに女性だけのグループは混浴露天には少ないようだが、驚いたのは西洋人の家族連れがいて、奥さんが何も隠さずに堂々と湯浴みしていたこと。でも、それを見てもエロさはまったく感じられず、実に優雅で自然な姿に思えた。日本人女性は、出し惜しみしすぎといっては変だが、「見られること」に対してどうも考えすぎ、自意識過剰気味の傾向があるように思う。少しぐらい見られたからって、どうということはないではないか。混浴というのは日本における浴場本来のスタイルなのだから、もっと自然の姿で楽しむことを重視してはどうか。百歩譲ってタオル巻きぐらいは仕方ないとは思うが。せっかくの広い露天風呂に仕切りが出来たり、混浴が廃止されていくのは至極残念なことだと思う。
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