観る読む三国志

レビューの投稿はこちら



人形劇三国志

放送・制作

NHK

放送年

1982年10月〜1984年3月

メディア

テレビ放送、ビデオ、DVD

哲坊の
おすすめ度

★★★★★★★7


出演(声):谷隼人(劉備) 石橋蓮司(関羽) 森本レオ(諸葛亮)
せんだみつお(張飛) 岡本信人(曹操) 伊佐山 ひろ子(貂蝉)
三谷昇(徐庶) 松橋登(孫策) 島田紳介(司会役) ほか

人形作家・川本喜八郎氏の人形を使い、三国志演義をもとに作られたNHKドラマ。劉備、関羽、張飛が誓いを交わす第1話「桃園の誓い」から第68話「孔明五丈原に死す」まで約2年半にわたって毎週放映された(その後、視聴者の署名嘆願がきっかけで何度か再放送されている)。立体的なカメラワークに加え、本物の火や水を使ったリアルなセット上を、人形たちが生き生きと動き回り、単純で平面的な人形劇とは一線を画した作品となっている。

内容は演義をベースに、オリジナル要素が随所に詰まっている。劉備・関羽・張飛が「西遊記」の主人公的扱いで、とくに劉備は劇中では大抵「玄徳」と呼ばれ、完全無欠のヒーローとして描かれている。しかも、呂布にさえ一騎討ちで勝ってしまうほどの武勇も誇る…。

人形なので制作の都合もあったのか、キャストは絞り込まれている。曹操の幕僚には郭嘉がやたら登場する。関羽に降伏を勧めに行くのも郭嘉だし、張遼は出てこない。また、夏侯淵は結構活躍するが、夏侯惇は終盤になって忘れた頃にようやく登場するほど影が薄い。呉陣営も、周瑜や陸遜など主要な人物以外はあまり登場しないが、呂蒙は関羽をだまし殺す大悪党として脚光を浴びている。特定人物のファンには残念なところだろう。

声優の人選もなかなか面白く、予算のせいか一人何役もこなしている。たとえば孔明役の森本レオは、夏侯惇、許チョ、呂布、郭嘉と5役担当しているし、3人が話し合う場面で3人とも同じ人が声を当てていたこともあったという。

レンタルビデオ店には、全7巻にまとめられたダイジェスト版があったが、2002年には全話を収録した待望のDVD版(NHKソフトウェア)が発売された。放映当時の時代背景もあって「劉善他悪」かつ、子供向けの描写ながら、ドラマとしては面白い。日本における三国志・映像作品の原点を、今一度観直してみるのもいいだろう。(2004.8.18 哲坊)

川本喜八郎氏のサイン(絵もご本人作)


皆さんのレビュー

田穰苴 殿

私はこの作品でどっぷりと三国志の世界にはまっていきました。確かこの作品は私が小6のときに、毎週土曜日NHKの教育テレビ(再放送)でやっていたと記憶しております。当時は土曜日も学校があったので、毎週ビデオで録画しておりました。何といってもあの冷静沈着な孔明の姿に心打たれました。しかし、孔明の声が森本レオと知ったときかなりのショックを受けました(笑)ストーリーは演義ベースですが、それぞれのキャラクターの味がしっかりでていて、また、しんすけ扮するシンシンと、りゅうすけ扮するロンロン?がユーモアたっぷりで面白かったです。とかく、これをきっかけに、小説や、正史なども読むようになりました。最近ではDVDにもなっているとか。機会があればまた見てみたいです。(04.8.18)
評価…★★★★★★★★8

伯和 殿

三国志をヴィジュアルで見たのはこの人形劇が初めてだったので、今でも外見や声の影響が大きいですね。周瑜の声があまり好きになれなかった。話は結構日本人向けに変えてるところがあるなと感じました。徐庶が母親の居る魏へ行った後曹操を暗殺(というほどでもないか)しようとして失敗、殺されるエピソードがあったと思うのですが、この話などは日本人向けかなと思いました。孫権の妹の話も女性があまり出ない三国志としては視聴者向けに盛り上げていたような・・・。紳竜の盛り上げも、講談らしくしようとの試みでしょう。本放送のときは全話見られなかったので、もう一度続けてみたいなあ。 (04.10.1)
評価…★★★★★★★★8

スダダス 殿

よく人形劇になったと思います。確かに人形の都合もあり、オリジナルの部分が多いですが、この人形劇の再放送を見て三国志に入った人も多いとか。自分もこれを見たのがきっかけで、三国志を見始めました。 (04.11.1)
評価…★★★★★★★★★★10

ちまき 殿

私もこの作品で三国志に興味を持ちました。今思うと人形劇でよくぞここまで!というようなシーンや、結構迫力もありました。やっぱり映像で見るのは違いますね。映画なんかだと、「え!これが孔明?!」とか思い描いていた人物と違ってショックを受けたりしますけど、人形だったのでなんだかすんなり受け入れる事ができたような気がします。あと、曲が良かったと思いますよ!『好きなら好きと〜♪』というフレーズをよく口ずさんでいました☆ (05.1.12)
評価…★★★★★★★★★★10

Himegami

映画、小説、アニメ、そしてこの人形劇三国志を観ました。その中でこの三国志は一番できが良かったと思います。実際、三国志の豆知識の本を読んだりしてストーリーに脚色を持たせていますが、小説や歴史書においても脚色された部分があるわけで、おそらく映像化における作品でこの作品を超える物はないのではないでしょうか。08.2.13
評価…★★★★★★★★★★10

二瓶士元

子供のころに見て、大きな衝撃をうけ、中学生の時の再放送時には欠かさずみて、友達と盛り上がってました。今になって見直すと、ところどころ、無駄に思えるエピソードがあったり、声優の使い回しが気になったりするんですが、それでもバイブルといえるでしょうね。

森本レオの孔明役はスバラシイの一言ですが、私的にはなんといっても岡本信人さんの曹操の声がイチオシです。川本先生も「曹操そのものだった」とおっしゃっているように、私の曹操の声はあの声以外は考えられないですね。何かの企画とかでまた岡本信人や森本レオの三国志対談とかないでしょうか。また「曹操声」が聞きたいですね。08.2.13
評価…★★★★★★★★★★10


貴殿の投稿が、この頁を作ります。


この作品について、あなたのレビューをお聞かせください。
面白い投稿は、次回更新時に掲載させていただきます。(掲載不可の場合もあります)


●この作品、あなたのお勧め度(個人的評価)は?

メールアドレス

お名前(ハンドルネーム)


目次へ