天地を喰らう

著者

本宮ひろ志

発行年・形態

1983〜1984年 週刊少年ジャンプ

出版

集英社 ジャンプコミックスデラックス・集英社文庫(ともに全4巻)他

哲坊の
おすすめ度

★★★★★★★7

サラリーマン金太郎などで有名な漫画家・本宮ひろし氏による骨太三国志漫画。主人公の劉備は、氏の漫画に登場する主人公像とまったく、同じ型破りな性格の青年。いきなり孔明と出会い、2人して天上界にのぼり、神の試練に挑戦するというストーリーも破天荒で、序盤は三国志とは全然関係のない独創的な内容で展開される。その後、関羽・張飛・曹操・袁紹などが本格的に登場し、反董卓連合軍を結成するあたりから、ようやく三国志らしさが出てくる。

戦闘シーンでは巨体の関羽が2頭の馬にまたがったり、極太の矢が数人の兵を貫いたり、斬られて胴体が真っ二つになるなど本宮漫画の本領発揮。董卓が極悪非道の限りを尽くす様もまさに豪快そのもので見もの。金髪の呂布もなかなか格好良く、虎牢関の戦いなどはかなり綿密に描かれていて非常に読み応えがある。

が、俄然面白くなってきた…と思いきや、突然劉備軍以外の群雄が竜巻で全滅して強引に終わってしまう。ジャンプ連載時に人気が出なかったための連載打ち切りだったようで、返すがえすも惜しい。あの勢いで官渡や赤壁の戦いぐらいまで描いて欲しかったのに…やはり、序盤のワケのわからない創作部分がまずかったのだろうか。

私も当時、ジャンプは読んでいたはずだが本作が連載されていたことは全然記憶にない…(笑)。のちにこの漫画のキャラを使ったファミコンアーケードゲームがカプコンから発売されて人気を集めたが、原作に登場しなかった武将が数多く登場する。ゲームが人気を博したことで原作が見直された珍しい作品だ。(哲坊)

皆さんのレビュー

ぽん 殿

話は三国志の観点から見ればメチャクチャだけれども戦争シーンの迫力は他のどの三国志漫画よりもすごいと思います。最初に驚いたのが丁原と董卓との戦争シーン。両軍が突撃して馬が宙に舞っています。更に登場する呂布、そして豪快な暴れっぷり。もうこれだけで面白い。戦争以外でも曹操が横山三国志の前期の曹操を更にほりさげた様な渋い性格をしており、非常にかっこいいです。 (04.10.1)
評価…★★★★★★★7

 

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