観る読む三国志

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アニメ版
三国志 & 三国志II 天翔ける英雄たち

制作/販売

シンエイ動画/VAP 

放送年

1985〜1986年

メディア

日本テレビで放映(後にビデオ化 全2巻)

哲坊の
おすすめ度

★★★★★★★7


声の出演/劉備:井上和彦 諸葛亮:富山 敬 関羽:嵯川哲朗
張飛:渡辺篤史 趙雲:佐々木功 周瑜:池田秀一
于禁:山田栄子 曹操:中山仁  歌:杉山清貴 ほか



于禁が女であったり、曹操が金髪であったり、孫夫人がミニスカートを履いて跳んだり全裸になったり…と、三国志ファンの間で古くから語り継がれる伝説のアニメ。伝説といっても名作ではなく迷作、キワモノ系として語られることが多い。1986年に日本テレビで単発放映された2部構成の2時間作品で、「2」は「1」の1年後に制作、放映された。

1は劉備の放浪時代から三顧の礼、長坂の戦い、赤壁の戦いまでが描かれ、「天翔ける英雄たち(あまかけるおとこたち)」と題された2では、荊州の戦い、孫夫人との婚礼、劉備入蜀までが描かれる。大まかな流れこそ三国志演義(一応、横山光輝原作)に沿っているが、細部のストーリーや人物設定は滅茶苦茶である。

なによりの注目は、登場人物のその個性的なビジュアルと設定。主人公・劉備は典型的な正義の味方、戦っても一騎当千の強さという無欠のヒーロー。対する曹操は完全なる悪役、しかも金髪で西洋人のような容姿に描かれている。2人は永遠のライバルとして描かれ、作中でたびたび遭遇しては一騎討ちを繰り返している。「おのれ劉備、来い曹操!」てな具合である。「なにも戦争なんかしないで、一騎討ちで決着つけりゃいいじゃないか」と突っ込みを入れたくなるほどだ。関羽や張飛は既存のイメージとあまり変わらないが、周瑜は長髪で美形なのはこの作品が走りともいえる。また、孫夫人が薙刀を振り回して活躍するあたり、ビジュアル系三国志の元祖ともいえる。

しかし、一番のインパクトは「女于禁」だろう。なぜか、女性なのだ。あの曹操配下の于禁がである。しかも、「うき〜ん! 曹操さま〜!」という関係である。当時小学生で、三国志は子供用文庫しか読んでいなかった私は、このおかげで于禁を女だと信じ込んでしまった。その後光栄の「三國志」(初代)をプレイし、于禁がヒゲ面のオッサンだったことにショックを受けたものである。のちに小説などで三国志を深く知るにつれ、ようやく本作品で受けたイメージを払拭できたが、初めて見るビジュアルのインパクトというのはそれだけ凄かったのだ。

評価すべきは「三国志初のアニメ化作品」という点に尽きる。私と同じく、このアニメで初めて「動く三国志」を知ったという人も多いだろう。三顧の礼、十万本の矢、二虎競食など演義の主要エピソードなどはしっかり押さえてあるし、2の後半で主要人物たちが死ぬシーンは結構感動させられる。杉山清貴の主題歌「miss. dreamer」もいい。当時テレビ放映後、視聴者からは「原作から離れすぎ」と酷評された一方で「ストーリーと歌に感動した」との声も多かった。「キワモノ系」ではあるが、当時リアルタイムで観た作品であるし、三国志ブーム黎明期の作品として個人的には思い入れがある。DVDは出ていないようだが、VHSは古いビデオレンタル店に置いてあると思うので、話のタネにお試しあれ。全2巻だからサクサクと観られるのもいい。(2005.4.24 哲坊)



野党の首領として登場する趙雲。
右はその妹分、美蝉なるオリジナルキャラの小娘

やたら若い劉備と金髪曹操。
こんな具合に2人は何度も一騎討ちを繰り返す

これが伝説の女于禁。
密かに曹操に惚れているというのは
まあ、女だから許される設定

なぜか赤壁の戦いには登場しない周瑜。
「II」でただ孔明の引き立て役にされているが
死ぬシーンは格好いい

皆さんのレビュー

ももか 殿

はい、劉備。貴方あの時は、確か相当年いっているハズでは‥? 何ゆえ、孫権の妹と見合う位の、ピッチピッチな若者年齢になっているのでしょう。あれは若作りし過ぎですよ。そして周瑜、池田さんの美声がぴったりの美形です。欲を言えば、面差しがもう少し柔らかくても良かったかとも思いますが。孔明は、あのアイシャドーに思わず引きました(笑)。曹操も気の毒に、いきなり金髪じゃあ、皆さんびっくりですよ。孔明も曹操も、インパクト強すぎ(笑)。

蜀(劉備)軍が正義の味方のように描かれているのが、やっぱり嫌ですね。策略謀略、あらゆる手段を使って自国を有利に導いてゆかねば生き残れぬ戦国時代。程度の差こそあれ、どの国だって様々な計略を使い、多くの戦いを繰り返しているのですから。周瑜が孔明の引き立て役みたいなのも、悔しいですね、勿論。あれじゃ、周瑜がバカみたいじゃないですか〜っ! 周瑜伝を読んでから描け〜と言いたいですね。プンプン!一番印象に残っているのは、やはり、劉備との永遠の別れとなる、麗華が炎の中で舞うあのシーンでしょうか。杉山清貴の歌う主題歌と相俟って、ジーンときました。あそこは好きですね。声優陣が豪華なのと、ある意味ビジュアル的にも楽しめるので、割とお勧めです(笑)。
評価…★★★★★★★7

脚杉 殿

三国志を勉強する為じゃなく、笑う為にあるという作品。…だと思う。突っ込み所が多すぎて、ありえなさすぎて笑ってしまうので三国志をある程度知ってる人が見るのが一番だと思いますね。孔明入浴シーンと孫夫人裸挑発シーンがあるので背後に家族がいると、とても痛い気持ちになります(苦笑)

曹操が北斗の拳のラオウ化しており、于禁が曹操とラブな感じなのも楽しみの一つ。赤壁に登場しない周瑜とかなんでそこで許緒?とか本当に語り出したらキリのない面白さです。三国志を知っている仲間と酒でも飲みながらみると本気で楽しい作品になってると思いますよ。06.10.23
評価…★★★★★★★★8

伸棒介 殿

曹操が麗花姫(孫夫人)にキスするシーンで、驚く麗花姫の表情を鋭い目で見つめながらキスしているのが結構インパクトありました。07.1.22
評価…★★★★★★★★★★10

通行人H

当時三国志の存在すら知らなかった当方も、2話目の麗花姫籠城シーンでとてつもなく泣けた物です。また、杉山清孝の音楽がまた泣かせます。名作だと思うのに何でDVD出んのかな?08.2.13
評価…★★★★★★★★★★10

ふんぞりくん

同じく子供のころに見てものすごいインパクトだったのを覚えています。ももかさんがおっしゃっているように麗華が炎の中で舞うあのシーンは記憶に残っています。歌も最高でした。覚えているものですね。いまだに歌えます。 08.2.13
評価…★★★★★★★★★★10

今から30年近く前のテレビ放送で見ました。当時は歴史に興味がなく、三国志といえば「三顧の礼」「桃源郷の誓い」くらいしか解っていませんでした。なのでアニメ好きの私としては、これが三国志の醍醐味なのだと真剣に思い込んでいたのです(笑)で、友人と二人「三国志ってアニメで観るとよく解るよね〜。いいよね〜歴史ロマンだよね〜」などと本当にほざいていたのでございます(汗)。

曹操の金髪はラオウに。諸葛亮孔明の濃いブルーのアイシャドーメイクはパタリロのバンコランと競るよなぁ..と(笑)他にも、この戦術は忍者?みたいに突込みどころが満載でしたが、当時のエンターティナーとしては最高のアニメでした(笑)

VHSビデオに録画して、繰り返し観たものです。その度に、その世界観に「これが三国志!」と酔い、全て解った気になっていたのでございます(笑)。確かに二話ありましたね。今はそのビデオもありませんが、今だからこそ大事にしておけば良かったと思ったりしてしまいますね。

自分の阿呆さ加減も加味し、お勧め度は最高峰の10点を付けさせていただきますっ!(笑)ああ、もう、昔でいえば人生が終る年齢なのに…。10.10.5
評価…★★★★★★★★★★10

ゆきこ

当時14歳だった私、あれから23年、未だに忘れられない三国志です。孔明の美しさ・聡明さに憧れ、歌とともに感動で涙が止まらないほどでした。原作を読んでもやはりこちらの方が好きなのです。DVDになっていないか夫に探してもらいましたが、ないんですね。とても残念です。このサイトで私と同じように大好きな人がいるのがわかり、とてもうれしかったので、投稿しました。DVDになってほしいですね。 10.10.5
評価…★★★★★★★★★★10

Forest

80年代当時、アニメといえば子供向けのものがほとんどでしたが、この作品はきっちり大人向け。しかしながら当時小学生だった私や友人達にも、そのクオリティの高さは十分に伝わっていました。

これだけ有名ならDVD化されているだろう、と思って色々調べたのですが、されていないと知って驚きました。勢い余ってVHSの販売元「バップ」に問い合わせたところ、現在商品化権が消滅しており、DVD化は難しいとの事です。でも「お客様からのご要望として、関係部署にはかり、参考とさせていただく」との回答をいただいたので、皆で「DVD化してくださいメール」を送れば何らかの動きがあるかもしれませんよ。 2012.11.6
評価…★★★★★★★★★★10

三郎

当時高校生でした。三国志の歴史をこのアニメで知りました。ストーリーや歴史は全く違うかも知れませんが、私はこのアニメが大好きです。一生忘れられないです。今の時代の人では作れない作品だと思います。

特に麗華姫が城が焼かれて崩れるシーン・・・兄 孫権に対して「帰る国はありません!」、「私は劉備玄徳の妻です!」と言うシーンは忘れられません。いつかこんなすばらしい女性と出会いたいと思っています。主題歌も最高に合ってました。とにかく何度観ても涙が止まらない作品です。こんなすばらしい作品の時代に生まれてこれて幸せです 2013.7.9
評価…★★★★★★★★★★10

プクキョン

高校生の頃、本放送を見てズッポリはまりました。それまでにもNHKの人形劇やら吉川英治など一通り知識がありましたが、このアニメはどの分野にも負けず劣らずの魅力がありました。「この設定はありえないやろ!」とツッコミどころ満載ながら、感動シーンは意外にも(笑)上手く作れています。パート2の杉山さんの歌も良かったですが、1の「恋は夢一途に傷つく薔薇〜♪」(中村雅俊)も結構イメージ強烈でした(笑)。三国志を知らない方はアクションヒーロー物として、三国志通にはお笑いどころ満載作品としてホントにおすすめです。今は亡き荒木伸吾さんの作画も美しいですよ。2014.2.15
評価…★★★★★★★★★★10


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