切符売り場。チケット売り場ではなく、切符売り場という名前が似つかわしい。 試合開始後に行っても充分入れるが、それでも何人かは開始前に並んでいた。 開始時間が手書きで修正されて貼られていたこともある。

86年のチケット。

ゲートから球場へ。内野指定席入口から入ると、 オリオンズ歴代の名選手たちの写真が勢ぞろいして迎えてくれた。

両翼89m、センター116m。 つまった打球でも、高く上がれば簡単にスタンドインしてしまう、 投手泣かせの球場であった。 1990年までは内野は土、外野は天然芝。 同じ神奈川で横浜スタジアムは試合をしているのに、 川崎球場だけが雨で中止、ということはザラにあった。

ライトスタンドがやや削られている。すぐ後ろが住宅街のためだ。 当時在籍した左の強打者、レロン・リーの打球は 軽々と場外へ消えた。そのため、設けられたのが 「リーフェンス」といわれる鉄柵である。（写真右上） ちなみに後ろに見えるビルから、球場内の試合を観ることもできた（笑）。 90年代ロッテに在籍した島田は、88.10.19の時ここから 試合を観て、ロッテに入りたいと思ったらしい。

ファールグラウンドも極端に狭い。 でも、その分、選手が身近に感じられ、 試合前には選手に声援を送ると、直に応えてくれたり、 サインに応じてくれることもあった。

　　

ネット裏の座席。

バックネット裏より こんなに客が入っていたのは、ごくごくまれである（笑）。

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