本丸亭

本厚木・川崎・元町(神奈川県)

アクセス

小田急線本厚木駅より徒歩約10分

所在地

神奈川県厚木市幸町4-10(本店) 地図

電話番号

046-227-3360

営業時間

11時〜15時/18時〜22時(スープがなくなり次第終了)

休み

火・水


透明感のあるスープに相性抜群の具材が添えられている。長年の経験から生まれた完成度の高い味に惚れ込むファンも数多い。

 


本店はわずか10席。
開店前は行列ができる

 


麺とスープの相性がバツグン。
ワンタンも気の利いた具材だ。

 


梅しらす塩らー麺(945円)。カリカリ梅と南高梅の甘酸っぱい風味が絶妙の味わいを。シソと白髪ネギがたっぷり入った和風のラーメン。

 

 

 
川崎店店内。本店より広くて20席ほどある。
充分な量を仕込んでいるようで、
売り切れもあまり無さそうだ。

最高の塩ラーメンを食わせることで、ラーメン通の間で有名な店。本店は本厚木だが、2005年に横浜元町、川崎に支店がオープン。メシ時は行列必至だが、私の理想にもっとも近いラーメンだと思うので紹介する。

 

メインの塩ラーメン。以前は大阪で30年近くもラーメン屋を営んでいた店主が、研究の成果として出した答えがこの一杯に込められているという。まず、黄金色に輝く透明感あるスープは、動物系と魚介系がしっかり染み込んだ奥の深い味わい。ダシ汁は早朝から煮込まれ、親とヒナの丸鶏を1羽ずつに鴨肉と鴨ガラまで加えた超特製。さらに、九州対馬から直送の焼きアゴ、極上の昆布などからとった和風ダシを別の寸胴で作り、2つを合わせて作るという手の込みよう。塩ラーメンなのでアッサリした口あたりながら、味がしっかりしていて飲み応え充分。つい飲み干したくなってしまうが、見た目より濃厚なので、腹をくだしやすい私はさすがにそれは避けている。

 

麺は「佐野ラーメン」である。栃木県佐野の麺職人が作る青竹手打ち麺を直送してもらうという。少し太めの縮れ麺は、特製の塩スープにほど良く絡み喉越しもいい。噛み応え、歯応えもしっかりしていて、ボリューム感もある。個人的にこの麺は「食った」気になるので好物だ。

 

具は、焼豚2枚に春菊とワンタン。刻みネギ少々。余計なものは排されていて潔い。焼豚は肉と脂身のバランスが良く、歯応えもあって素直に喜べるもの。特製のワンタンは魚と海老の肉が入ってふわふわとした食感がスープに良く合う。麺が無くても、このワンタンだけでもいけそうだ。ラーメンの具としては珍しい春菊は、熱々のスープに浸しながら食べると、丁度いいアクセントになる。ラーメン735円はやや高い気もするが、この内容ならばまずまず納得できる。原価もかかっていそうだし。

 

なんつッ亭」同様、本店は神奈川県西部の本厚木にあるため、そうそう行けるものではないが、横浜元町と川崎に出店したことで、割と気軽に楽しめるようになったのが嬉しい。本店と元町店は中休みがあるが、川崎は駅ビルのため通し営業。本支店でとくに味も値段も違わないし、平日の午後2〜3時ごろに行けばあまり待たずに食べられるのでとくにおすすめ(普通の会社員の方には難しいと思うが)。

 

不満な点といえば、支店は食券制であることと、若い店員にあまり元気がないこと。客あしらいも上手とはいえない。接客は二の次三の次と考えているフシが感じられる。ただ、店主の金丸氏(ヒゲをたくわえた仙人のような風貌)にしても寡黙なだけで決して愛想が悪いというわけではない。うまいラーメンが食えると思って、そこは目をつぶるとしよう。

 

川崎店…JR川崎駅の駅ビル「BE」地下1F
◆横浜店…神奈川県横浜市中区元町1−42


メニュー
※カッコ内は姉妹店の値段。

本丸 塩らー麺735円(730円)
赤丸塩らー麺840円
鶏らー麺840円
梅とり塩らー麺945円
梅しらす塩らー麺945円
ワンタン増し210円
ご飯210円 

大盛り 本店は2玉入って315円増し
支店は1.5倍ほどで210円増し
その他


川崎店の暖簾。

皆様のレポート&感想

しゅん

先日川崎店に行ってきました。塩ラーメンにしては濃厚、かつ、麺のボリュームがある感じでした。トッピングの春菊、叉焼が旨かったです。塩ラーメンと言えばタンメン(笑)、というイメージが何となく自分の中にあるのですが、本丸亭のようなクリアなスープの塩ラーメンを食べたのは初めてである気がします。ご紹介ありがとうございました! 09.2.16

 

 

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