ドルアーガの塔 キャラクターガイド

気が向いたときに、もっと色々書き足して行こうと思います。



ギル(ギルガメス) 

プレイヤーキャラ。ドルアーガの塔に単身乗り込む勇敢な主人公。バビリム王国の王子であり、年はおそらく10代半ば。まだ正式な騎士ではないが、イシターから授かったという「勇気を力に変えるゴールドアーマー」を身に付けている。不慣れな鎧に身を包んでいるせいか、最初は足も遅く、ひ弱で涙が出そうになるが、アイテムを入手することでグングンとパワーアップしてゆく。まあ、逆に言えばアイテムがないと、いくら敵と戦っても強くならないのが残念。

武器を持たない平和な国(バビリム)の王子だから弱いのは仕方ない。が、意外にもミラーナイトまでなら初期装備のままでも勝つことができるから、元々剣の才能はあるのかもしれない。ハイパーヘルメットを取るとHPが倍増し、リザードマンやローパーも倒すことができるようになる。そのHPが一切画面に表示されないのがこのゲームの難点であり、魅力ともいえる。




スライム 


塔の中を動き回るゲル状の下等生物。知能は低いので、ギルを狙って動くことはない。動きを止めているときに剣で刺すと一撃で倒せるが、剣を抜いていない状態で触れるとギルは即死する。剣を抜いているときでも、タイミングが悪ければやられてしまう。一般的なRPGの世界では、スライムは剣では斬ることのできない厄介な生物とされている。このゲームにおいては、一撃で倒せるために雑魚扱いではあるが、たとえ最強装備のギルでも素手ではかなわない。常に「触れただけで即死」の危険性をはらんでいるという点で、充分に厄介な相手といえるかもしれない。


グリーンスライム
(30点)
ギルが塔内で一番はじめに遭遇する敵。スピードは遅く呪文も吐かないので戦闘の練習相手に最適である。しかし、トロいからと言ってナメると痛い目にあう。

ブラックスライム
(50点)
別名「コーヒーゼリー」。2階から登場する。グリーンスライムより素早いのでジェットブーツを取るまでは要注意である。呪文は吐かない。

レッドスライム
(60点)
7階から登場。グリーンスライムと動きは同じだが、生意気にも白い呪文(壁に当たると消える)を吐く。10階では誰もがコイツに悩まされることだろう。

ブルースライム
(40点)
13階から登場。青い呪文(壁を壊す)を使うので注意だが、考えようによっては便利。

ダーク・グリーンスライム
(70点)
28階から登場。縁の呪文(壁を通り抜ける)を使う厄介な奴。スライムの画面外からでも飛んでくるので始末が悪い。動きも速く最強といえるスライム。

ダーク・イエロースライム
(90点)
43階から登場。あらゆる呪文を使う。赤い呪文(通路の途切れる所でファイヤー・エレメントに変わる)も吐くのが滑稽。


 



ナイト


剣と防具をまとい、塔内を巡回する騎士。生身の人間ではなく、アヌ神の怒りに触れて死んだスーマール帝国の兵士をドルアーガが魔力で甦らせたものなので知能は高い。だから、ギルを見つけるとしっかり追跡してくる。ナイトにはギルと同様に体力(HP)の概念があり、何回も剣を出して交差し、相手のHPをゼロにすれば倒すことができる。逆に交戦中ギルのHPがゼロになった場合はギルが死亡する。また、彼らを倒したときには一定の体力が回復し、このために連戦が可能となっている。

本作の魅力を最も高めているのが彼らの存在ではないだろうか。遠藤氏が初代「ガンダム」のモビルスーツを参考にデザインしたらしく、当時のドット絵技術で細部まで非常に細かく描き込まれていて、かっこいい。金属っぽい質感がよく表現されている。色のバリエーションも豊富で、彼らが総出演する45階は非常に華やか。

※ドラゴンスレイヤー、エクスカリバーを持っていれば2倍のダメージを与えられる。
※ギルの剣が接触していても、ギルが歩行または足踏みをしていないとダメージを与えられない。
 (立ち止まっていると一方的にダメージを受けてしまう)


ブルーナイト(1000点)
3階から登場。ナイトの中では最弱で、初期装備のギルでも楽に勝てる。確かにあまり強そうに見えない。色々な意味で青いわけだ。

ブラックナイト(1000点)
6階から登場。ブルーナイトよりもかなり強いが、初期装備のギルでも注意して戦えばあっさり倒せる。見た目は怖いけど、まだまだ下級騎士。

ミラーナイト(2000点)
16階から登場。強さはブラックナイトと同じだが、ギルと足の速さが同じ。なので、ギルがジェットブーツを持っていない場合、ミラーナイトの足も遅くなる。別名ウルトラマン。

ハイパーナイト(3000点)
26階から登場する。タフな敵だが、攻撃力は意外と低いから、ドラゴンスレイヤーを持っていれば苦労しないだろう。なぜか点数が一番高い。鎧が豪華で、59階にも登場するドルアーガの親衛隊的存在。

リザードマン(200点)
36階から登場。左利きのトカゲ男。戦ったときにギルが受けるダメージが、他のナイトの2倍という強敵。そのせいか、ハイパーヘルメットを装備していない状態では勝つことができない。そのくせ点数は200点。宝の出現条件に絡むので戦わざるを得ない場面もあるが、それ以外は避けるが吉。

レッドナイト(1200点)
39階から登場。青い剣(イビルソード)を持つ最強のナイト。リザードマン同様、ハイパーヘルメットを装備していない状態では勝つことができない。そのわりに点数が低く、回復値も少ない。宝の出現条件にも関わらないので、戦ってもメリットはない。でも、倒すと結構嬉しかったりする。




マジシャン


突然現れては呪文を唱えて姿を消す魔術師。姿を消す直前に剣で刺せば一撃で倒せるが、初心者のうちは非常に苦労する。呪文は盾で防げるが、体に受けると即死。また、実体に剣を出さずに当たっても即死するので注意。


メイジ(50点)
4階から登場。壁に当たると消える白い呪文を唱える。

ソーサラー(70点)
6階から登場。赤い呪文(通路の途切れる所でファイヤー・エレメントに変わる)を唱える。

ドルイド(90点)
9階から登場。壁を壊す青い呪文を使う。序盤では通路を増やしてくれるので結構便利な奴。
 

ウィザード(100点)
14階から登場。壁を通り抜ける縁の呪文を使う。最後まで気を抜けない強敵。55面で、こいつを1人も殺さずにクリアできれば一人前。


ファン、かく語りき!

十兵衛 殿

ウィザード

僕の心に残るベストゲーム1位の『ドルアーガの塔』。その心に捕らえて離さないのは、単純なシステムと奥深い操作演出。そして、ものすごく知的で邪悪で意地悪なモンスターたち。その中でも、一番印象的なのは、塔の長ドルアーガでもなく、オレンジ色のウィザードです。かの敵は突然背後から現れて、壁を突き抜ける呪文を出した後、再び消え去りまたもとにもどるという、ただでさえたちの悪い敵でした。しかし、こいつには参った。 こういうことがありました。僕の操作するギルが鍵を取って、扉を目指していたときのことです。扉の直前にせまり、いよいよ次の階へと向かう間際のこと。唐突に現れた朱色の魔術師が一閃したと思うと、扉とギルが重なったその上から呪文を食らったのです。こっちはあまりのことで呆然。

敵のことを頭がいいと表現したのは、敵が現れたり、呪文を出してくるのが、ちょうどギルが向かってる方向や宝箱と鍵の方なんですよね。あと、狭い通路でウィザードが現れます。正面に現れたのですから、呪文は盾で防ぎそいつは倒します。しかし、倒したその向こうから別のウィザードが現れます。こちらは倒したばかりで、まだ防御の構えが取れません。このゲームの奥の深いところ、それは敵が戦術を使ってくるところなのだと思います。(05.3.22)



ゴースト 


死んだマジシャンの亡霊。キャンドルを持っていないと、ワープ時以外に姿を見ることができない。常に移動しながら呪文を放ち、壁を通り抜けることもできる。ゴーストに接触してもギルは一切ダメージを受けないが、体力の概念はあり、倒すためには剣で何回か刺さねばならない。ステージ開始後、真っ先に倒すべき相手。余談ながら、始めのうちはコイツらが「魚」にしか見えなかった。
※ドラゴンスレイヤーで2倍、エクスカリバーで3倍のダメージを与えることができる



メイジゴースト(150点)
9階から登場。当然メイジと同じく、壁に当たると消える白い呪文を唱える。
回復ポイント:0


ドルイドゴースト(250点)
14階から登場。ドルイドと同じく、壁を壊す青い呪文を使う。
回復ポイント:0


ウィザードゴースト(350点)
21階から登場。ウィザードと同じく、壁を通り抜ける縁の呪文を唱える。放っておくと厄介。
回復ポイント:0




ローパー


正体不明の怪物。ナイトと同じく迷路を右手法で動き、体力値も持っている。剣を出さないで交差することもでき、何度交差してもギルは死ぬ事が無い。しかし体力は最低値(1)にされてしまうという特殊なキャラである。体力が1の状態でナイトやドラゴンに触れると即死するので注意。ローパーもナイトと同様の戦法で倒せるが、ハイパーヘルメットを装備していないと勝てない強敵である。アーケード版では3種だが、色数の少ないFC版で、なぜか6種類に増えていた。さらに余談だが、この頃はシンディ・ローパーなる歌手がグーニーズのテーマソングで有名でしたな。
※ドラゴンスレイヤー以上の剣を装備していないとダメージを与えられない。
※ギルの剣が接触していても、ギルが歩行または足踏みをしていないとダメージを与えられない。



グリーンハンド・ローパー(1000点)
25階から登場。ハイパーヘルメットの無いこの時点では、まともに戦っても勝てない。


レッドハンド・ローパー(1000点)
37階から登場。ローパーは3種類とも強さは同じ。


ブルーハンド・ローパー(1000点)
続編「イシターの復活」では登場せず。(色違いは居る)




ウィル・オー・ウィスプ


ゲーム中唯一倒す事ができない人魂のような敵。残りタイムが赤に変わると出現するが、最初からいる階もある。ジェットブーツを履いたギルよりも高速で動くものと、ドラゴン並の移動速度のものがいる。通常は触れるだけでギルは即死。リングがないと脅威の存在である。



レッド・ウィスプ
迷路を右まわりで移動する。


ブルー・ウィスプ
迷路を左まわりで移動する。




ドラゴン


迷路内をノソノソと這いまわる龍。時々炎を吐き、これに触れるとギルは即死。動きはにぶいが、ギルとX軸、Y軸が合うと壁があっても壊しながら近づいてくる。剣を出さなくても通過できるが体力は削られる。
※ドラゴンスレイヤー以上の剣を装備していないとダメージを与えられない
※ギルの剣が接触していても、ギルが歩行または足踏みをしていないとダメージを与えられない
※正面から交差した場合はダメージを与えられない



クオックス(3000点)
15階から登場。パールが手に入るまでは関わりたくない相手だ。炎は画面外からも延びてくるので注意。


シルバードラゴン(3000点)
33階から登場。この時にはパールも入手しているので、それほど気にならないだろう。でも倒すとなると結構大変。


ブラックドラゴン(3000点)
46階から登場。とにかくタフである。戦ってもメリットはないが、倒せばなんとなく「勝った」という余韻には浸れる…(笑)。


 

サキュバス(500点)

57階に登場。イシターの姿に化けてギルをだまそうとする女の悪魔。はじめはただの石の状態で登場。移動はせず、扉に触ると正体を現す。剣を出さずに通過すると、偽のブルークリスタルロッドを渡されて体力が減少していき、約1.5秒後にギルは死亡する。普通に剣で1回刺せば倒すことができる。



ドルアーガ(0点)

魔力で塔を支配する悪魔。59階にいる「ラスボス」である。高速ハイパーナイト、分身ウィザード、スーパークォックスを倒すと、ようやくその正体を現す。ウィザードの呪文を使い、ゴーストのように壁抜けをして移動する。倒すためには7つのアイテムが必要。条件を満たしたうえで出現させ、肉弾戦に持ちこめば、さほど苦労せずに倒せるはずだ。ただし呪文だけには注意。
※剣を出さずに触れると体力を1にされる(ローパーと同様)
※ルビーメイスが無いと、ドルアーガクオックスが倒せない
※青い防具が無いと触れたとたんに即死
※ブルークリスタルロッドが無いとダメージを与えられない
※エクスカリバーでしかダメージを与えられない。
 エクスカリバーの効果が半減されるので戦いが長引くようになっている。


ファン、かく語りき!

カトル 殿

出た!全ての元凶。魔王ドルアーガ!!ラスボスとして倒す事の難しさも人一倍上がって、ウィザードの分身攻撃が一番の難関です!4つに分散して飛んでくる呪文はとてつもなく手強く、誰しも一度は死に追いやられます。また、4人のうち3人は偽者なので、刺しても剣がすり抜け、運が試されるところでもあります。4スミのどこかでやると、呪文が予期せぬ方向から来たりして少し難しいですが、ウィザードが1列に2人重なってる事があるので、本物を倒せる可能性が高いです。

次はドルアーガクオックス。ルビーメイスさえあれば一刺しで倒せます。ルビーメイスはサッカバスから授かったドルアーガを唯一倒せるアイテムです。必ずとっておきましょう。アーケード版では次に魔王ドルアーガが来ますが、ナムコミュージアム版の裏ドルアーガではあと第一形態きます。偽ギル2体(赤と青)です。裏版だけにエキストラとして出てくる偽ギル。2体出てきてレッドラインシールドを持っているギルと、ハイパー類の武具を装備した偽ギルです。バイタリティを保存したいので、レッドギルの方を倒しましょう。二人ともジェットブーツを装備しているので、赤ギルを倒している最中にブルーの方が来て余計に体力を削られるという事態も考えられます。隙を見つけてしとめましょう。

そして、ついにラスボスの最終形態、ドルアーガです。ウィザードの使用する呪文を吐き散らしながら壁抜けをして走ってきます。そのくせ追いかけてもどんどん逃げていったりすることもあります。ドルアーガの進路ルートで最も近いところで待ち伏せして、剣を出して何回か通過して倒しましょう。ナムコミュージアムの裏ドルアーガではドルアーガを倒した後、壁が崩れていくという細かい動作が組み込まれています。このドルアーガとの戦闘で得た嬉しさ、喜び、それが僕の心を、再度ドルアーガへ引き込ませてくれました。そんな意味で、僕はドルアーガの塔が、すごく大好きです。 (05.9.4)



イシターの幻影


60階でギルの到着を待つ。素直に見惚れて体当たりすべし。剣で刺してしまうと、ZAPという恐ろしい天罰が待っている。よく考えると、つくづく、とんでもないゲームだと思う(笑)。



カイ

ギルの恋人で、バビリム王家の巫女。塔の最上階(60階)でギルの助けを待つが、ドルアーガの魔力によって石にされている。彼女を助ければゲームクリアだ。剣で刺してしまうとさあ大変。


貴殿の投稿が、この頁を作ります。


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