かまいたちの夜 (チュンソフト) |
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サウンドノベル 1994年11月25日発売 |
スーパーファミコン |
評 価…★★★★★★★★★9 (SFC版) |
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評 価…★★★★★★★★8 (PS版) |
(ややネタバレあり) ミステリ作家の我孫子武丸氏がシナリオを手がけ、サウンドノベルシリーズ第2弾として話題を呼んだ名作(第1弾は弟切草)。舞台は山あいの地に建つ冬のペンション。恋人と二人でここを訪れた主人公は、恐るべき事件に巻き込まれる。主人公は事件を解決し、無事にペンションを後にできるのか…。 「弟切草」よりドラマ的なマルチシナリオ、マルチエンディングが特徴で、プレイするたびに新たな発見があった。全てのエンディングを見るとピンクのしおりが出現。SFC版発売当時、ピンクのしおりを出した画面写真を撮って送ると、先着3,000名に「ちょっとエッチなかまいたちの夜」ミニドラマCDをプレゼントというキャンペーンを行なっていた。これが、そのCDである。実力でGETした思い出の品。プレミアつくかな(笑)?
数年後に移植されたプレイステーション版ではフローチャート機能が付き、一度選んだ選択肢は色が変わるという親切設計になった。もう1つ隠されていたのが金のしおり。これはすべての選択肢を選ぶのが条件だったらしく、私はSFC版では、ついに出現させることができなかった。その意味で、SFC版は地獄だった。過去にどの選択肢を選んだか、色分けされないから覚えてないし、フローチャート機能もなかった。エンディングの後はまた最初から読まなければいけないし、読み進めや、読み戻しの機能もない。でも、そのおかげで、何度も何度も読み返したストーリーは一層心に残ったし、新たにシナリオを発見した時の喜びはとても大きかった。当たり前だが、ゲームとしての寿命もとても長かった。今のようにネットが普及しておらず、情報が少なかった時代だったのもその要因だろう。隠しメッセージやダンジョンの存在は、やり込んだ人でさえ今もって知らない人もいると思われる。 また、SFC版の良いところは、ROMなので読んだそばから自動セーブされるところである。たとえリセットボタンを押しても、今までプレイしたデータは直前まで記憶されている。PS版のように、エンディングが終わるごとにいちいち「セーブしますか?」と聞いて、プレイヤーを現実に引き戻すこともない。だから、「鎌井たちの夜」でスイッチを切られるシーンも、本当に臨場感があって怖かった。画面が砂嵐になったときは、リセットするか電源を切らないと元に戻らなかったためだ。また、「ここでリセットしろ」の例の文句も「え? 本当にリセットボタン押していいの?!」と思わせる(本当にリセットさせる)からこそ生きていたトリックであって、PS版は苦し紛れという感じがした。いろいろ便利にはなったけど・・・。(02.9.10 哲坊) |
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華陀 殿 |
いや〜やりこみましたな。これ。SFC版だけですが。 |
かま 殿 |
SFC版ではノートに全選択肢をメモして選んだ選択肢を片っ端から潰していく方法で金のしおりを目指しましたが、犯人入力画面の事まで頭が回らず気づいた時には本体のバグでデータが抹消されており出現させずじまいでした。また一からやり直したいと思います。(03.4.8) |
水龍破 殿 |
私はGBAしかやってませんが、とことん親切なのでエンディング全部見るまでは飽きないところがいい所だと思います。悲しいのから面白いのまであるのがとても良かったです。しかし、SFC、PSであったのが消えてる部分があったのが少し残念でした。
(03.9.24) |
留数 殿 |
SFCでやった頃が懐かしいです。私もピンクのしおりにすることはできたものの,さすがにゴールデンのしおりにまでは至らず。しかし,十分に堪能できたと思っています。ストーリー・サウンド・グラフィックのすべての面で文句なしでした。しかし,このゲームで印象に残っているのはなんといっても例の隠しメッセージ。当時私は愛知に住んでいましたが,このゲームは父が出張で東京に行った際に,ゲームを安く売っているからと,秋葉原で買ってきてもらったものだったのです。そのこともあってか,例の隠しメッセージを読んだときには,買ってきたところがゲームを作っていたところに近いだけに,ゾクゾクしてしまいました。本当に選ばれたソフトを父が購入してきたもんだと・・・。その後,何年も後でネットの情報などで別になんでもないことを知ったわけですが,このゲームの「怖さ」を,こんな形で感じているなんて,変ですかね?(03.9.24) |
哲坊 |
いや、それは良い楽しみ方をなさいました(笑)。私がそれを発見したのは、ずいぶん後になってから「きっと何かまだ隠れた謎があるに違いない」と思って探したので、あまり怖さは感じなかったのが、今思うと残念です。(03.9.24) |
いくつかのイカリ 殿 |
僕は、どちらかというと「弟切草」の方を深くプレイした方ですが、かまいたちの夜も結構プレイしてます。初めてシルエットが採用されたゲームで、そんなに動かないだろうと初めは高をくくっていたのですが、見事に動いてますね。(猫なんか凄い動いてるし)個人的には、サスペンス編が一番面白かったです。しかも、犯人入力画面の文字、裏技の本で「この名前でも通過できる(小林→おーなー など)」というのをおぼろげに覚えていた為、ずっとそっちで入力していました。ちなみに、僕は二人の名前を常に「浩一郎」と「真子」としています。もろ、某走り屋漫画の影響ですね(汗) あと驚くのは撮影現場となった「ペンションクヌルプ」に実際に、徹がゲームをプレイした場所にテレビがあり「かまいたちの夜」まで律儀にセッティングされていた(注文でプレイ可能)という事実です。(04.3.17) |
とってぃ殿 |
このソフトが発売された時期はゲームと同じ冬でした。深夜、親に隠れてテレビの照明のみの暗い寒い部屋で凍えながらプレイしていたのを思い出します。PS2では続編の「2」も発売されましたが、「1」と同じくゲームの季節にあわせて夏発売でしたね。クーラーの無い熱い部屋でプレイしたのは、言うまでもないです(笑)
(04.5.8) |
哲坊 |
暗い寒い部屋…ひえー。よくプレイできましたね(笑)。(04.5.8) |
スダダス 殿 |
PS版のみプレイしました。PS版のサントラ(全曲収録)が出て欲しかったです。それだけが悔やまれる。(04.6.25) |
霜泉 殿 |
私は、ちょっと、がっかりしました。「弟切草」が好きだったので、期待が大きすぎたのかも。残念だったのは、ひとつは、毎回、おんなじ文章で、しかも、どの選択肢を選べば、どの文章がでてくるか、わかってしまうので、飽きてきてしまうこと。もうひとつは、あるエンディングをみてしまうと、クリアしていないのに、犯人がわかってしまう事でしょうか。(これを、最初のほうにみてしまったので、悲しかったです) それでも、ピンクのしおりまでは、やりましたので、ほんとにつまらなかったわけではなく、遊べるゲームだったのではないかなと思います。(04.10.25) |
荒野の用心棒 殿 |
まさに!これこそサウンドノベル屈指の名作です!!まずメインであるミステリー編の難しい事!!最初に香山さんに大阪に連れて行かれたのはまあご愛嬌ですが、なかなか真犯人の正体が分からず、次々に宿泊客が殺され次第に追い詰められていく恐怖を何度も味わいました。真夜中のインターホンの怖かった事怖かった事。ゲームをした後しばらくは夜中に便所に行くとき周囲を確認するくせが付いてしまいました(苦笑)。 なかでも衝撃的だったのは主人公が疑心暗鬼の果てにヒロインを殺したり、逆にヒロインが主人公を殺す結末があった事です。あれはかなりこたえましたよ・・・。しかし、何度も失敗した末ようやく序盤のミスリードに引っかかった事に気がつき(馬鹿だ・・・)、見事真犯人を捕まえる事に成功しました。選択しだいではヒロインからご褒美ももらえ、非常に爽やかな結末でした。これほどゲームをクリアして満足感を得られた事はなかったですね・・・・実際。サブシナリオも活劇あり、オカルトあり、お笑いあり、不条理ありと変化に飛んでいましたが、2の様に不快なものはなかったですね。スパイ編はミステリー編の序盤の被害者が最後の敵になって主人公とヒロインの前に立ちはだかったのにビックリしました。 逆に悪霊編ではミステリー編の真犯人が事件の謎を追う正義感の強い役どころになっていたのが面白かったです。同じ人物でもシナリオによって役割が変わるという、サウンドノベルの醍醐味を味あわせてくれました。傑作だったのは最期の隠しシナリオ「不思議のペンション」ですね。ムチャと言えばこれ以上のムチャもありませんが、主人公とヒロインのボケっぷりが楽しいので良しとします。それにしても、自社のゲームをこんなところで活用たあチュンソフトには恐れ入谷の鬼子母神ですわホンマ。歯ごたえのありすぎるメインシナリオと、バラエティーに富んだサブシナリオのお陰で値段以上に楽しませてもらったゲームでした。(05.1.6) |
ゼクロス 殿 |
懐かしみながら上の方々のレビューを読ませて頂きました。私も当時吐く息白の極寒&真っ暗の部屋でプレイしていました。自分は北海道在住なので部屋の外は吹雪、というある意味(?)最高のプレイ環境爆。何気で細かな臨場感、効果音に真新しさを感じながらプレイした記憶があります。今のソレ系に比べやはり文章のスキップ等のやりづらさはあるでしょうけどまたプレイしようかと悩んでおります!ちなみにSFC版のみのプレイです。(05.1.6) |
G’N’R 殿 |
自分もアホだったので、最後まで真犯人がわからず、何度も「サバイバルゲーム」へ突入したクチです(^^;(でも、このゲームをやるなら絶対体験しとくべき。あの追い詰められていく感は恐怖そのもの)。しかし、ようやく終盤、主人公と彼女だけが生き延びることに成功し、次回のプレイでようやくみどりさんのみの犠牲でクリア。その後散々悩んだあと、ようやく犠牲者0でクリアすることができたときは本当に嬉しかった。その後、色々なシナリオが選択できるようになりましたが、やはりこのゲームの本筋は殺人事件編にあると思います。スパイ編や幽霊編、鎌井たちの夜も面白いですけどね。(05.2.6) |
はぴはぴ 殿 |
ここを読んでいたらやりたくなり、久々にひっぱり出しました。PS版のみのプレイです。自分の名前と彼氏の名前でやっていたら、彼氏を殺してしまいゲームの中とはいえかなり凹みました。今では携帯アプリで弟切草を楽しんでます。(05.2.6) |
ホイミン 殿 |
これをやらずしてサウンドノベルは語れないでしょう!昔は敬遠していたのでPS版でやりました。読み進めていくだけなので疲れなくていいです。随所にギャグのような選択肢があり面白かったです。犯人が簡単に分かってしまうのがアレですが十分に楽しめます。バットエンドも面白くついついバットエンドリストを埋めたくなります。最後の不思議なペンションというオマケも大変面白かった。「街」には及ばないがサウンドノベル初心者には最適でおすすめ。(05.5.27) |
ランブリングソウル 殿 |
SFCで初プレイ時、恋人にストックで刺し殺され、泣きそうになりながら再開したら今度は恋人を殺し、次に全滅へと。えげつない展開が多かったですが悪趣味ではなく、ミステリやサイコホラーの面白さをうまくゲームと融合した傑作だと思います。背景や音楽も当時としては最高レベルでしたし、サウンドノベルを根付かせたという点で歴史的意味も大きいでしょう。 |
ガブ 殿 |
私は初回プレイで(見事に?)”サバイバルゲーム”に突入することができたので、このゲームを存分に楽しむことが出来たといえるでしょう(笑)。何度もやって、ようやく犯人を当てた時は本当に目からウロコでしたね。まあ、そのときも既に死体がゴロゴロ転がっていたわけですが(グダグダ)。 |
美和 殿 |
今私の周りではスーファミ再ブームで、かまいたちの夜を友達に貸してもらってプレイし自力でピンクのしおりにたどりつきました。でも、すべてのエンディングを見たはずなのになかなか金のしおりが出てこず、諦めてネットで金のしおりの出し方を調べてみると、「SFC版はすべての文章を見ないと金のしおりは出てこない」という助言を発見し絶望・・・。フローチャートをゲットしました(笑)。 ここまできたら(85回目)金のしおりを!これからやりつくします!!楽しいです。続けてやってると同じ文章ばかり出てきて飽きてしまうこともありますが、学生身分上夜限定のプレイが功を奏して借りてから4ヶ月飽きずにいます(やりすぎ)でも面白いのホントに。これからまたやります。(05.12.4) |
碧 |
SFCで最初にプレイしたとき、お約束通り「サバイバルゲーム」になって、何もわからず呆然とした記憶があります(笑)最初のバラバラ死体は画像がよくわからなくて怖くなかったけど、俊夫さんの画が怖すぎて・・・なのでいきなり俊夫さんが出迎えてくれる「遭難編」が推理編では最悪のBDでした(自分的に)。。。サウンドノベルってこんなに面白いの!と火がついた記念すべき作品です☆
08.3.1 |
ルーブ |
SFCではピンクのしおりまでいけませんでしたが、GBAで金のしおりまでいくことができました。本格ミステリーの他にも、笑いあり、エロありととても楽しませてくれました。また、チュンソフトならではのエピソードもよかったです。ゲーム人生の思い出の一品です。09.2.18 |
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