ジャンル アドベンチャー 発売 1986年 アスキー ハード 各種パソコン、ファミコン 哲坊の ★★★★★★★★★9(ファミコン版) おなじみ「ドラクエ」の制作者・堀井雄二氏が生んだ推理系アドベンチャーゲーム。パソコンで大ヒットし、のちにサウンド、グラフィックともにパワーアップしたファミコン版が登場、ちょっとしたブームを巻き起こした。
個人的評価
あなたは警視庁捜査一課の刑事。東京の晴海埠頭で起きた殺人事件を捜査していくうちに、舞台は北海道へ移るが、そこでさらに別の殺人事件が発生する。東京の事件と関連はあるのか…シナリオは大きな広がりを見せていく。 ゲームとしての難易度は低く、シナリオもあっと驚くほどのどんでんがえしが用意されているわけではないが、印象的な場面が多いし、クリア終も心地良い余韻にひたれる不思議な魅力を持ったゲーム。釧路、摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖、網走、紋別、ウトロ、ススキノなど、北海道を代表する神秘的な情景も数多く登場する。 当時、子供だった私にはパソコンは手が出せないものだったので、プレイしたのは当然ファミコン版である。ポートピア連続殺人事件以来のアドベンチャーゲームで、とてもワクワクしながらプレイしたものだ。 当時の容量だから全体的なボリュームも少ないし、謎解きに理不尽な点も(1箇所だけ)ある。それを差し引いても初期アドベンチャーにおける名作中の名作といえるだろう。最近は少なくなったが、こうした本格推理アドベンチャーをまたプレイしてみたい。 私は、本作に魅せられて北海道が好きになり、高校の修学旅行で北海道行きが決まったときは歓喜したものである。当然、土産にニポポ人形を買ったし、アイヌ民族衣装を着て写真も撮った。さらに、一時期は阿寒湖畔で住み込みのアルバイトをするほどに影響されてしまった。ゲームも機会あるごとにプレイしていたが、何度やっても飽きのこない、不思議な魔力がある。ロムカセットとサントラのテープは家宝に認定。(哲坊)
これが、発売当時のサウンドトラック(テープ)。
北海道旅行の際には当然持参して聴いた。
東京・高田馬場のスナック・ルブラン
ホステスのアケミ。愛想はいいが警察嫌い。
手帳を見せると相手にしてくれなくなる。
被害者が泊まっていた高田旅館。
女将がいい味を出している。キャラデザインは
「べーしっ君」の作者・荒井清和氏。
舞台は北海道へ…。当時はこの美しい画面に
「ほーっ」と見惚れたものである。
釧路に到着。北海道では黒木に代わって
猿渡シュンスケ(シュン)が助手を務める
北浜の浜辺で、早くも第2の殺人が起こる。
ススキノの居酒屋「コロポックリ」にいる
絵に描いたような板前ゲンさん。
網走港に、またもや死体があがる…
マリモと遊覧船で有名な阿寒湖。
個人的に思い出の地でもある
今度は屈斜路湖で殺人事件発生。
この後かかるゲーム中盤のBGM
「オホーツクに消ゆ」がまた最高!
摩周湖で、何か言いたげな表情を見せる
ヒロイン真紀子。
屈斜路湖の浴場で、めぐみと遭遇。
「バスタオル取れ」と命令し、しばらく待つと…
今ならクレームが入りそうな
嬉しいイベントが起こる。
紋別の町。
「あれ、はずかスー」が口癖のおばさん。
謎めいたキズが掘りこまれている
ニポポ人形。
網走刑務所。実際にここで
受刑者が作ったニポポ人形が買える。
意識を無くしている真紀子を発見!
物語はクライマックスへ…
ポツポツと過去の秘密を語り始める
浦田老人。
札幌駅で、ヤクザを従えて降りてくる
阿久津秀雄。ここで流れる
間延びした音楽もいい。
事件を解決し、東京で寛ぐあなた。そこへ…
どうでもいいが、黒木って
中村光一氏に似ているような。
これが元祖PC版の挿入タイトル。
「!!」は余計だと思うのだが…(笑)。
PC版の真紀子。あまり可愛くない…
ただ、大人の魅力はまずまず感じるか?
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ポムポム卓也 |
当時堀井さんと言えばDQのイメージしかなかった私を見事にうならせた一作です。刑事ドラマに北海道と私にとっては完全にツボをつかれましたし。シナリオ、音楽、絵、今でも十分通用すると思います。ゲームオーバーが無いのが親切。DQファンへのサービスもいいですね。このゲームのCD、今もう無いのかな。 |
渦巻主任 |
小学生のころ、「さんまの名探偵」と共に何度もクリアしたAVG。妙にヒントを聞くためのブラックジャックにハマっていたという噂もあるが(爆)北海道に行った時は、このゲームのことを思っていたらしく、トドワラでは勝手に足がどんどん先へ進んでしまい、あわやツアーのバスが出発する時間に遅れそうになるというアクシデントも(苦笑)。 |
さっくん |
このゲームでブラックジャックを覚えました。めぐみのバスタオルを取ったとき、当時小学生のぼくは少しドキドキしましたね。(02.11.14) |
しゅうや |
懐かしいですね、このゲーム。実は、最初に出たパソコン版がやりたかったのですが、当時、私の持っていたFM−7では媒体がディスクのみだったんです。あの頃はディスクドライブが高価で小学生の私にはとても手が届きませんでした。それから数年後にファミコン版が出ましたが、これは本当にハマりました。 |
GVJ |
双葉社の好奇心ブックスシリーズ「なつかしゲームは生きている!」にもこのゲームは紹介されていましたが、このような良質のアドベンチャーゲームはなかなか出ていないように思います。グラフィックなどはさすがに最近のゲームに見劣りしますが、そのストーリーや音楽などは色あせることがありません。いまでも十分に楽しめる作品だと思います。このゲームの悪口は見たことありませんね。(03.3.16) |
スイカ |
結論から言うと名作である。犯人の動機が人間の暗部に迫っており、子供騙しに終わらない展開が当時、小学生だった私の心を掴んだ。人間というものの浅ましさや、犯罪という物が時として不幸な偶然の重なり合いから生まれてしまう哀しさも教えて貰った。小学生だった頃の私は、このゲームをプレイしながら”この面白さは何なのだろう?”と不思議な感動を味わっていたように思う。 |
Hiroki |
俺はこのゲーム、ウトロあたりでいつも詰まるんですが(苦笑)何度クリアしても面白いですね。ブラックジャックで一度に全部チップをかける裏技もありました…。 |
カニカマボコ |
あのパッケージをみてめぐみさんが犯人だと思った人手を上げてー (04.4.14) |
斑 |
私はPC版でもFC版でもなく、キャプテンシステム版でしかやったことがありません(笑)当時、近所のデパート内にあったキャプテンシステムのショウスペースに通ってはやっていましたね。体験版みたいな感じで序盤の少しの部分しかありませんでしたけど…それだけ魅力があったということでしょう。(04.6.25) |
岡部隆志 |
これはいい!アドベンチャーをしない私が気が付けば徹夜で没頭してしまいました。手頃な難易度、軽快なBGM、当時としては洗練されたグラフィック、どれをとっても文句なし。クリア後貸してくれた友人に返しましたがあまりに気に入ったので安く譲ってもらったほど好きなゲームです。「まりもや」の謎解きがちょっと意地悪だがそれでもこの評価を自信を持って差し上げます。(04.9.27) |
ちゃたろー |
まりも・・・。ニポポ人形・・・。今から17・8年前にやりましたが、これはいまだに覚えてます。アドベンチャーで面白かったと納得したのはこれとサラトマくらいかな?(04.10.25) |
しゅん |
友達の家でMSX、PC98版をプレイしました。正直言うとゲーム的にはこれよりも前作の軽井沢誘拐案内の方が好きです。でも旅行した気分になるのは圧倒的にこちらですね。このページを見つけて友達にオホーツクに消ゆを持ってるか聞いてみたら「もう無いよぉ」だって。残念だなあ。(05.1.6) |
ファミコン世代 |
大人になった今でも本当にもう一度プレイしたいなぁとなつかしく思います。(できればゲームボーイなどで)はじめてアドベンチャーゲームとしてやってエンディングに大感動しました。BGMもサイコー。(サントラ持ってます)文句なく名作ですよね。
(05.1.6) |
かん |
全てのAVGの頂点に君臨する作品だと思う。特に秀逸だと思うのはBGM。北海道の大きく分けて3編のメイン音楽は、今でも思い出せば、当時の景色や気持ちが心によみがえる。
(05.1.6) |
ぽん |
今まで遊んできたアドベンチャーの中では一番面白いゲームです。当時これほど高い完成度を誇ったゲームはほとんど知りません。深いストーリーで適度に難しく、詰まった時のための処置もちゃんと用意してくれているので難易度は低かったです。でも面白いので何度もリプレイします。その度に、首を絞められて海に投げ捨てられたのにこんなに幸せそうな顔で死んでいるんかい!?など色々とツッコミを入れつつ毎度毎度飽きずにプレイしています。また、音楽が秀逸で自分は仏壇の家や○田が真相を語る際に流れるあの音楽が非常に重々しくて鳥肌が立ちました。
(05.2.6) |
はこ |
私が出会ったゲームの中でも1番!と言ってもいいくらいのすばらしい推理ゲームです。これがきっかけで北海道にはまり、現在、私の部屋には二ポポ人形あります。ストーリーがとてもいいですね。堀井さんがシナリオ書いていたと今ふと思い出して、最後に出てきた「かいしんのいちげき」ってDQからきたのかな〜と思いました!(05.4.28) |
北竜会 |
ゲーム内容やシステムがすばらしいのは当然ですが、音楽が最高だと思います。パスワードの入力の時に流れてるBGMは、ゲーム史上最高である!と言いたいです。サウンドトラック欲し過ぎる。
(05.5.27) |
夕張メロン |
すばらしい!ファミコン史上、最高傑作のひとつ。完成度の高さは「初代ファミスタ」と双璧!小生はエンディングで、その物語と、音楽と、そして数々の謎をひとつひとつ解いてきた自身の日々が重なって、感極まって泣いてしまいました。小生現在32歳になりますが、今でも「オホーツク」という言葉を聞くと、このゲームのBGMが自然と流れるのです。それほどの名作です。
(05.7.14) |
ウポポ人形 |
最近携帯版でオホーツクがリメイクされましたね。どうせならPCやPS2でリメイクしてほしかった。だって俺携帯持ってないんだもん…orz ちなみに私は東北海道在住です。当然ゲームにあわせてオホーツク巡りもしましたよ。
(05.7.14) |
ヤマベ警部 |
小学校時代夢中になったことを昨日の事のように思い出される。その当事の感動をそのままに楽しむことが出来た。ゲーム内容、音楽、そしてバランスの良さとどれをとっても秀逸の作品です。昔とは違う感覚を受けて今だ自分の中では最高の名作の1つとなっています。
(05.7.14) |
かたいめ |
古今東西のあらゆるAVGの中でも最高ランクに位置する作品です。堀井雄二氏の全作品中でもナンバー1を争う大傑作でしょう。オホーツクと言えば、当時堀井氏が雑誌LOGINに連載されていた「虹色ディップスイッチ」が思い出されます。それは「DQ2と並行しての制作・AVGというシステムはまだ求められているのか?ポートピアで初めてAVGに触れた子供からの悲痛な訴え」など、様々な考えからオホーツクのファミコン化を拒んでいた氏が制作を決意するまでのお話なのですが…当時中学生だった私は以下の文を読み、胸が熱くなったのを憶えています。 |
NOBURINMAN |
本当に良い作品ですね。このゲームに限ったことじゃないけど昔のゲームって似たり寄ったりの商品ではなく、一つ一つが芸術的なまでの作品として存在する物がとても多いように思えます。発売当時中学生の頃に熱中。最近旧FCを購入、真っ先に手に入れました。結構高い値が付いていましたが、逆に嬉しく思えました。子供の頃から北海道が大好きで、新婚旅行では北浜の駅で記念撮影を。 思い出がいっぱい詰まったこのゲーム、語り始めるときりが無いですが、一つあげるとすれば登場人物の存在感、中でも野村まきこの雰囲気や空気感まで伝わってくるような見せ方の巧さ、彼女の存在が大きいように思える。現在の、マネキンの様なビジュアルしか見せれないクリエーターと、画一化された価値観しか受け入れない消費者という環境ではなかなか生まれにくいだろうなあと思います。そして突然気だるい日常に戻されるエンディング、北海道からの一通の手紙が届き、あふれ出す思い出。素晴らしい演出だと思います。あえて9なのはディスクシステムか音源用のチップを積んだロムでもう一度やりたいから。(05.12.28) |
鉄のハート |
オホーツクに消ゆ。最高のゲーム。やっと脱サラできて、うまくいきかけてるし、もっと時間取れたらやろう!しかし、北海道の殺人って言ったら、これ実話だが、名古屋の港でポーカーゲームで借金創って逃げた奴が浮かんだり、右翼絡みでドウヤ湖で死体が浮かんだり、イロイロあるもんな。俺はオホーツクをまたやる!(06.3.17) |
ぷぅ |
すごく小さい頃、ゲーム雑誌でこのゲームの紹介を見てきれいなグラフィックと面白そうなストーリーに惹かれ、どうしてもやりたいと思っていました。発売の数年後にサンタさんにおねだりしましたが、なぜかクリスマスにもらったのはドラクエ4でした…。きっと中古屋さんに売ってなかったんでしょうね。 それから約20年が過ぎて、やっとこのゲームを手に入れました!高校生まで札幌に住んでいて、このゲームに出てくるほとんどの場所に行ったことがある私にとっては、北海道を舞台にしているのはすごくすごく嬉しいことです。なんといっても、土地のチョイスが素晴らしい!知床五湖、ウトロ、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、網走刑務所、夕張炭鉱…。それぞれの土地の雰囲気と、そこで起こる出来事がぴったりマッチしています。オホーツク海沿岸地域の一種独特の寂しい雰囲気がよく出ています。グラフィックは今どきのゲームとは比較になりませんが、どんな立派なCGよりも旅情をかき立てられるところが本当にすごいです。ちなみに、大学の飲み会でよくさかえ通りに行っていたので、この点でもなじみの深い場所が出てきてうれしいです。 ストーリーも重厚で、それでいて切なくて、小さい頃に想像していたよりもさらに面白くて大満足しました。ゲームの面白さはハードの性能とは関係ないんだなあ、と感じさせてくれる作品です。北海道を知らない人は北海道が好きに、北海道が好きな人はもっと好きになれると思います。06.11.6 |
ぱすてる |
最近になってこのゲームを思い出し、携帯でやってみました。犯人は誰だったか強烈に覚えていたのですが、そこに至るまでの重厚なシナリオとテンポの良さに、新鮮な気持ちでプレイすることが出来、20年の時を越えて感動を上書きしました。 発売当時小学生だった私。周囲はスーパーマリオなどのアクションゲーム全盛期でしたが、私はじっくり出来る推理ゲームが好きで、この前身にあたるポートピアもクラス内で「解けない〜」と嘆いてる同級生達のノートにクリアまでのコマンドを書いてあげたりして、ちょっと得意げになっていました。 そして、待ちに待った新たな推理アドベンチャーゲーム。発売前からファミ通誌上で、アケミやルナのグラフィックを見ながら、「綺麗な絵だなー」と期待に胸を膨らませていました。いざプレイしてみて、想像を上回るその素晴らしさに圧倒されました。洗練された音楽、練りに練ったストーリー、人物一人一人の表情、緻密に張り巡らされた伏線、最初から最後まで私の心をつかんで離しませんでした。堀井氏はじめ、製作スタッフの作品にかける情熱が伝わってきました。 これより少し前に神宮寺シリーズの「新宿中央公園殺人事件」が出ていましたが、「オホーツクをクリアしてから・・・」と決めていたのに、実際オホーツククリア後は、その余韻に浸っていたので「新宿〜」は買わずじまいになりました。他の「殺人事件」を扱ったゲームと比べて、クリアした後のすがすがしさもこのゲームの質の良さだと思います。07.12.19 |
ほたるいか |
しっかりとしたストーリー、印象的な音楽、魅力的な登場人物、適度な難易度と、非常にバランスのとれた名作です。ラストシーンでシュンから送られてきた写真には、ショックと納得が混ざった、ほろ苦い気持ちにさせられたものです。あの時、私(プレイヤー)と主人公(ボス)の心は間違いなくひとつになってました(笑)。北海道旅行で買ったニポポ人形、どこにいっちゃったかなあ・・・。07.12.20 |
しゅん |
再投稿です。オホーツクに行きました。屈斜路湖や阿寒湖も。もちろんニポポ人形を買いました。再びやりたくなって携帯電話のゲームでプレイしました。やはり面白かったです。 ところでBGMが良かったという意見を目にしますが、音楽なんて流れていなかったような・・・ファミコンだけ流れていたのですか。そんなに良い音楽ならぜひ聴きたいです。
07.12.19 |
哲坊 |
ファミコン版はBGMも含め、あらゆる点で最高だと思います。もし機会があれば、ぜひプレイしてみてください。07.12.19 |
にっぽっぽ |
音楽が心地よく、当時、島から本土にわたってレコードを買いに行った思い出が。特に好きだったのは、「北の出会い」。北海道でドライブしながら聞きたいのですが、いまやレコードはあるが、プレーヤーがない・・・。でも、頭の中でいまでもあの気取らない美しい調べが流れてきます。あれだけ音楽がすべて頭に残っているゲームって他にないですね。またストーリーにぴったり合ったイメージなのが泣かせます。09.2.18 |
ベルバード |
当時小学生だった僕は推理力もないのに、やたらミステリーゲームが好きでした。その中でも一番記憶に残っているのが『オホーツクに消ゆ』です。特に北海道編に入る時のメインタイトル挿入演出には感動でした。音楽も印象的で上の画面にもある浦田老人のBGMはかなり怖かった思い出があります。携帯アプリでもリニューアルされましたが、今度はぜひ実写版ゲームで出して欲しいですね。09.2.18 |
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