イー・アル・カンフー

ジャンル

カンフーアクションゲーム

発売

1985年 コナミ

ハード

アーケード、ファミコン
GB、各種パソコン

哲坊の
個人的評価

★★★★★★★★8(アーケード版)

★★★★★5(ファミコン版)


 
コナミ初期の名作アクションゲーム。ジャッキーチェンなどのカンフー映画がブームだった85年にアーケード版、その翌年にファミコン版が発売されたが、同タイトルながら両者はまったく雰囲気の違うゲームになっていた。


ファミコン版は有名な割に特筆すべきことが無いので、ここではアーケード版について紹介。

主人公ウーロン(ファミコン版はリー)を操作して、敵と一対一の勝負を展開していく。パンチボタン、キックボタンと方向レバー(当時としては珍しく8方向に対応)を組み合わせた技の総数は、なんと16種類。ストII登場の5年前にして、この豊富さは凄い。ただし、技の威力は全部同じで、相手に8回攻撃をヒットさせて体力ゲージをなくせば勝ち、逆に8回喰らうと負けである。武器も戦法も、バラエティ豊かな敵キャラが次々と登場し、さながら異種格闘技戦といった様相で非常に面白かった。プレイヤー同士の対戦はできなかったのが残念。


対戦が始まる前のデモ画面。

アーケード版は屋外での戦いをメインとした「天下一武道会」を思わせる硬派な雰囲気があったが、ファミコン版は体育館のような建物の中で地味に戦う「ほのぼのカンフーゲー」に成り下がったという印象。敵キャラの数や技の数も激減され、BGMも異なり、移植度は低かった。先にアーケード版を目にしていたので、移植された画面を見て随分がっかりさせられたものだ。ともあれ、当時のカンフーブームの勢いを思い出させる名作だ。(哲坊)



敵キャラ紹介(アーケード版)

1面…ブッチャー(FC版では5面)
空中飛行するが、に1面の敵なので連打していれば勝てる。金的を打つと「ニイハオ」と叫ぶ。

2面…手裏剣使い(女)(FC版でも2面)
ストIIの春麗を思わせる女性拳法家。倒れた姿が色っぽい。
 

3面…ヌンチャク使い
ヌンチャクを振り回すアクションがすごい。ポーズをとっている開始直後は隙だらけというのもおちゃめ。

4面…棒術使い(FC版では1面)
まともに打ち合うと結構強い。足払いが有効だ。


5面…分身小僧
まるでボーナスステージのように左右からワラワラと歩いてくる。攻撃はほとんどしてこないので、パーフェクトを狙いたい。

6面…チェーン使い(FC版では3面)
このゲーム、デブが多いのはなぜだろう。サモハン・キンポーの影響だろうか(笑)

7面…棍棒と盾使い
同じくデブ。上段の攻撃は盾でガードするので足を狙うべし。

8面…扇子使い(女)
「おーほほほ」という笑いが聞こえてきそう。左右にジャンプしながら着地と同時に攻撃が有効。


 

9面…剣使い
泥棒のように頭巾をかぶっているのが謎。模造刀なのか、数回斬られても大丈夫。それにしても、このゲームの敵はほとんど武器持っていてずるい。

10面…トンファー使い
これまでのパターンがほとんど通用しない強敵。少年時代、こいつが倒せなくて何度涙をのんだことか。ジャンプ後、着地と同時に2発入れるのが有効のようだ。

11面…ブルース・リーもどき
主人公はジャッキーチェン似なので、まさに夢の対決が実現。ブルースにしてはずいぶん太めだが。しかし、今だに倒せません。誰か攻略法教えて(笑)

 

語る! 「イー・アル・カンフー」

川崎T 殿

ゲーセンで飽きるほどやったゲーム。トンファーとブルースのクソ強さが忘れられません。ファミコン版はだい〜ぶスケールダウンして敵もたったの5人。画面の雰囲気もだいぶ違うものになっていた。

しかし!やり始めると止まらないんだな。これが。5人とはいえ、個性あふれる敵キャラとその攻撃方法は非常に闘いを緊迫したものにしたし、プレイヤーの攻撃方法も意外と多彩。とにかく当時格闘技的な感触を唯一持っていたファミコンゲームだった。5面クリアしても色が変わって敵がチョット強くなるだけだというのにコントローラーが壊れるほどやりましたなあ。(つうか壊れた)
しかし後に「ABボタン同時押し飛び蹴り」が発見されると妙に簡単なゲームになってしまった。それほど強力な技だった。

それにしてもファミコン版のボスがアーケード版で最初に闘うザコキャラと同じ攻撃方法なのにはズッコけたもんです。ちなみにこのゲームのBGMを

ちんぽこ揉んで〜三分間 お料理しーよーう〜♪(ハイッ!)

ちんぽこ揉んで〜 ちんぽこ揉んで〜♪

ちんぽこ揉んで〜 ちんぽこ揉んで〜♪(以下繰返し)

と歌っていた当時の俺は非常にハイ・センスだったと言えよう。
評価…★★★★★★★7

哲坊

却下します(笑)。<ハイセンス>

カゲぱん 殿

最後のブルースが強かったのをおぼえています、ゆっくり近づいてきていきなり攻撃されるんだよこれが! けど倒す方法は一つだけありました、それはブルースが自分の目の前に近づく寸前にジャンプします、すると何を思ったのか急にステージをうろつき出します、けどうろついてる時間はほんのわずかなので一気に連続攻撃を浴びせるのです、うまくいけば3回くらい与えられます、その後は攻撃に注意して同じ事をくりかえすだけ!要するに引き付けて寸前で飛んで暴れる奴を攻撃というわけ、クリア後はまた一面から、しかもつよくなっています!ちなみにやってたのは10年位前、小2か小3くらいの時でーす。(04.3.8)
評価…★★★★★★6

かたいめ 殿

当時はゲーセンでもスパルタンX派とイーアル派で分かれていましたが、私は断然こちらでした。良く出来ているんですよね、これ。この頃の子供はお金なんて持ってやいませんでしたから、デモ画面をずっと眺めていたり、人のプレーをみて延々と(300円で5時間とか)時間を潰している子が殆ど。そんな中これはロングジャンプ+足払いでラスボス手前までは行けてしまうという財布にやさしい設定でした。

敵の個性付けも見事で飽きさせませんでしたし。ただFC版はいただけません。グラフィックも敵が少ないのも問題ですが、私を一番萎えさせてくれた理由はBGMです。アーケードの軽快な曲が好きだったのに…(05.7.14)
評価…★★★★★★★★8

マイスター 殿

めちゃ、懐かしいゲームですね。この時代のゲームは容量が無い為か、全部デフォルメしてましたね〜。でも、これこそが、その当時ガキだった私共に創造(ブッチャー、ブルースリーなど・・・)と面白さを与えてくれていましたね。私はブッチャーだけには(当時はめちゃ!悪役レスラー!)ノーダメージでクリアーしてました。しかし、川崎T 殿のち○ぽこ揉んで〜三分間 お料理しーよーう〜♪(ハイッ!)には、座布団1枚上げたいです。当時のメロディーが蘇ってきました。はははっ!!!(05.9.4)
評価…★★★★★★★7

Astia 殿

よかったらどうぞー攻略してます。
http://park12.wakwak.com/~astia/oncemore.htm (05.12.4)
評価…★★★★★★★★★9

大吉7 殿

ファミコン版しかやってないんですけど、元祖格闘ゲーム(個人的に)として結構楽しんでました。能天気なBGMも決して忘れることはないでしょう。アーケード版やらなかったのがある意味幸いしたかも。ところでこのゲーム、33面に進むと必ずフリーズしてしまったのですが、そんなの私だけでしょうか?(05.12.4)
評価…★★★★★★★7

ミノタウロス

ファミコン版しかやったことがないので、ファミコン版の感想のみ書きます。コテコテの中華風BGMが耳から離れませんね(笑)。火吹き男や手裏剣女の攻撃を何個叩き落せるか、なんてのを弟と競い合ったことがあります(最高50個くらいまででした)ボーナスステージもパーフェクトを出さないと気がすまない性質でした。

最初は圧倒的なリーチで攻めてくる鎖使いに戸惑ったのも今ではいい思い出です。ササッと懐にもぐりこめばOKですもんね。ただ、勝ち進めば進むほど、棒術使いには壁を使っての三角とび蹴りしか通用しなくなるのはちょっと困りましたね。5番目の空飛ぶ男との対決に一番燃えました。なんといっても唯一お互いに素手で戦うフェアな勝負なので。あぁ、またやりたくなってきます!07.12.20
評価…★★★★★★★7

うに

アーケード、FC版やりましたが、アーケードが好きだったのでFC版にガッカリした思いが有りましたね。アーケードは、トンファー、ブルースの強さが抜けてました。トンファーは書いてある通り、ジャンプ後足払いでパーフェクトも狙えるのですが、ブルースの残り体力ゲージ3からの強さが鬼。攻撃も異常に早く感じ、引き付け失敗からの4連打(ジャンプで逃げる事も出来ない程の連打)とかやられて8:3から0:3とかも良く有りました。勝てた時は運が良かったと・・誰か自分にも残り3ゲージからの攻略教えて〜。 09.2.19
評価…★★★★★★★★★9

貴殿の投稿が、この頁を作ります。




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 ( )内の言葉は一応の目安ですので、補足があれば上に書いてください。

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