ファイアーエムブレム シリーズ (任天堂) 

暗黒竜・紋章の謎
外伝
聖戦の系譜
トラキア776
封印の剣
烈火の剣
聖魔の光石
蒼炎の軌跡
暁の女神
新・暗黒竜と 
 
 

 

ファイアーエムブレム  封印の剣

ジャンル

シミュレーションRPG

発売

2002年

ハード

ゲームボーイアドバンス

哲坊の
個人的評価

ゲームボーイアドバンスを持っていないため、未プレイ。
機会があれば、やってみたいと思います。(哲坊)

語る! 「FE・封印の剣」

ぽん 殿

原点回帰(?)しようとしたFE、システムは紋章を昇華させた感じで、難易度は難しすぎず、ぬる過ぎず。上手い事FEとしてまとまってます。紋章の謎より少し難しい部類に位置すると思っています。しかし、戦闘シーンが3頭身のキャラで戦うので好みがわかれます。アーマーナイトがオモチャに見えてしょうがなかったり武器のグラフィック等えらく漫画臭いなぁという印象を受けました。

音楽は紋章(暗黒竜)や聖戦の音楽を流用しているのが多く、やっぱり原点回帰をめざしてます。キャラ絵は更に進んでおり不細工なキャラと美形キャラが極端にわかれてます。仲間になる不細工キャラはよく殺して死に台詞を見るまでは加わらないものかと思っていました(笑)
登場キャラも紋章の謎と被っていてアリティア騎士団のそっくりさんや、カチュア、エスト、ミネルバなどのそっくりさんが出て来ます。でもなんらかんらあってもかなり楽しめたので好きな作品としてあげます。しかし…GBAにはリセットボタンが無いのでたいへんもどかしいのですが…(苦笑) (03.12.4)
評価…★★★★★★★7

哲坊

原点回帰とのことで、やってみたいのですけれど…GBAなんて持っておりません…(笑)。携帯ゲーム機はどうも苦手。(03.12.4)

久井来 殿

携帯ゲーム機は苦手でしたがシリーズのファンということもあり、ゲームボーイプレーヤーが発売された時にGCごと購入。えらく高いゲームボーイでしたが(笑)、非常に出来がよかったので後悔はしていません。良くも悪くも紋章の謎に近い印象です。支援関係があまりべたべたしていないのも個人的には好きです。
一つのマップがSFCの頃と比べてやたら狭いのは気になりましたが、それでも難易度はハードモードも含めてまずまず。続編の烈火の剣が簡単だったので、こちらの方がシミュレーションとしては面白いです。ただシリーズを通して気になるのは計算式が少しずつ複雑化していること。3すくみや支援関係が命中/回避率だけでなく、攻撃/防御力にも直接影響するようになりました。さらに敵の増援出現ポイントが分かりづらく、知っていないと突然出てきて近くのシスターが殺されるケースが多かったのが不満です。(従来よりも進軍ルートのすぐそばに出現するようになりました)
不満も挙げましたが総合的な出来は昔からのファンを充分満足させるものだと思います。特に紋章の謎のファンには受けがいいかもしれません。ちなみにソフトリセットはA+B+Start+Selectで出来ます。(03.12.28)
評価…★★★★★★★7

キングオブチキンハート殿

あの、傭兵団の隊長でオグマみたいな奴、某海賊漫画の三刀流サムライキャラに似過ぎ。重騎士トライアングルアッタクは、渋くて良いです。ペガサスのトライアングルアッタクって紋章に比べると若さがない気がする・・・新規参加のアジア系キャラや海賊系キャラはかっこいいです。難易度はぬるく感じた。 紋章の方が難しかった気がする。よくも悪くも原点回帰、オグマ、ナバール、ペガサス姉妹という点も押さえてるしね。 新鮮味が無いのが問題かな?(04.1.30)
評価…★★★★★★★7

ぽむぽむ 殿

やっぱ携帯ゲーム機だった。開発側が狙った年齢層が若年層向けだと感じました(私もギリギリ若年層の部類ですが)戦闘アニメーションが派手になっていたり、会話がやけに多く説明的になっていたり。武器やアイテムのゲーム内での扱いが、昔に比べ若干変わってきた感じがします。ん〜良くも悪くも携帯ゲーム機です。FC・SFCを期待しないことですかね。新しいファンを獲得するにはこういうことも必要なのでしょうかね〜。 (05.7.14)
評価…★★★★★★6

 

◆◆◆
 

ファイアーエムブレム  烈火の剣

ジャンル

シミュレーションRPG

発売

2003年

ハード

ゲームボーイアドバンス

哲坊の
個人的評価

ゲームボーイアドバンスを持っていないため、未プレイ。
機会があれば、やってみたいと思います。(哲坊)

語る! 「FE・烈火の剣」

久井来 殿

前作「封印の剣」から一世代前を舞台にした作品。初心者向けのリン編(前半)と中級者向けのエリウッド編(後半)、さらに中上級者向けのヘクトル編(後半アナザーシナリオ)から構成される3人の主人公の物語になっています。それぞれハードモードはあるのですがそれでも簡単、特にリン編は過去にない簡単さで驚かされました。逆にシリーズ未経験者にはお勧めです。良い意味で一番敷居の低い作品であることは間違いありません。

計算式は前作からほとんど変更なく目立った特長はありません。しかしアーチは攻撃力から残り弾数まで不明になり不満大。今作はいわゆる「大陸の戦乱」が舞台ではないのでストーリーが旧来の固定パターンからある程度脱却しており、演出も含めてRPGとしては前作を超えたと思います。おまけ要素も多いですし。一方でシミュレーションとしては確かに簡単なのですが、自分はストーリーがとても気に入ったので高く評価します。(03.12.28)
評価…★★★★★★★★8

未来 殿

前作・「封印の剣」の20年前の物語です。基本的なシステムは大体前作と同じな感じです。初心者でも楽しんでプレイできるように、が売りで、前半はチュートリアル的なステージが多いですがかえって古参のプレイヤーには訝しがられています(^^;

「軍師」システムが搭載され、キャラクターが軍師に向かって語りかけるなどメーカー的には感情移入できるようにと考えたんでしょうがこのシステムは、ちょっとどうかなと思います。軍師が全くしゃべらないので(−−;

難易度的には簡単になったと思います。所々にバランスを著しく破壊するキャラが登場するので(特に最終章など)難易度を求める方はプレイに制限をかけて楽しむとよいかもしれないです。(03.12.28)
評価…★★★★★★★★8

哲坊

うわぁ、今しがたまで「封印の剣」と「烈火の剣」を混同しておりました…(笑)。私のようなオールドファンにとってはタイトルが至極まぎらわしいぞ(笑)!
どちらもプレイしてみたいですが、その前にGBA本体を買うという高い高いハードルを越えなければ…。(03.12.28)

ぽん 殿

封印の剣の続編に当たる作品ですが、ゲームシステム自身は封印とほとんど同じ。リン編、エリウッド編って何だと購入前は戸惑ったものですが、章によって主人公が変わるだけのものだったのでたいした変化というものは無いです。ストーリーが今までに比べて異色だったのは面白いとは思ったけれど新作としての新鮮味は少し薄かった。難易度も今までに比べるとずっと低かったので油断していると最後の最後でやられました。例えるのなら紋章の謎の暗黒皇帝が大量に出てくる…と(謎) (04.6.7)
評価…★★★★★★6

プライス 殿

個人的には今までプレイした作品の中で一番面白かった作品です。GBA三作の中では一番内容が充実していて、ストーリー、難易度も申し分ないです。キャラも他作品に比べて個性豊かで、感情移入がしやすかったです。主人公三人というのも斬新でした。(06.8.6)
評価…★★★★★★★★★★10


 

◆◆◆
 

ファイアーエムブレム 聖魔の光石

ジャンル

シミュレーションRPG

発売

2004年

ハード

ゲームボーイアドバンス

哲坊の
個人的評価

ゲームボーイアドバンスを持っていないため、未プレイ。
機会があれば、やってみたいと思います。(哲坊)

語る! 「FE・聖魔の光石」

ぽん 殿

即席エムブレム。言いたくないけれどその言い方が一番しっくり来るシリーズ。何せ突然発表され、その年の内に流星の如く出てきた新作ですから(笑)。…しかし今回もユニットのグラフィックの変更は無し。さすがに同じグラフィックを三作に回って使いまわされてしまっては製作者のやる気を感じないし封印、烈火を何度もプレイした自分には見飽きてしまっています。そして新しく追加されたモンスター達も動きが妙に派手な割には弱い奴ばかりなので見掛け倒しもいい所。モンスターに関してはどの種類も弱いし、何か特殊な個性がある訳でもなくハッキリいって登場する意義を感じられませんでした。

むしろそんなものに容量を取られてしまったのか仲間の数が少なかったり専用のグラフィックをもった特殊クラスが極端に少なくなって逆に悪くなってしまってます。そして新たに追加されたクラスはひたすら動きが滑らかで派手だったりチグハグだったりで浮いています。今作は分岐クラスチェンジがあり、クラスチェンジをする際に二つのクラスから一つを選ぶ事が出来ます。いつも同じキャラが同じクラスになるのではなく変化をもたせる事によって新たな使い方が見出せます。ですが、今作は総合的にキャラの成長率が高いのでクラスチェンジしてしまえばどのキャラも強くなってしまいどうもせっかくのシステムがぶち壊しになっている感があります。一部のクラスにのみ復活したスキルはなかなかいい味を出しています。

そして肝心のストーリーも消化不良というかダメ。ストーリーが途中で二つに分岐するわけなんですが片方のストーリーだけ追って行くとどうしても中途半端な説明不足なところが非常に多いんです。「何でこいつがここにいるんだ?」や「え?この人いつの間にか死んじゃったんだ!」などそして極めつけは「オイオイ、いつの間にか相手の国を倒しちゃっているよ!(爆)」です。あれだけ偉そうに将軍達に命令を下して貫禄を見せていた敵国の皇帝が分岐次第ではいつの間にか消されているというのはどういう事でしょうか。劣勢に陥っている国が少し兵を出しただけでさらに敵国の正面から乗り込むという無謀極まりない馬鹿げた作戦が功を奏したばかりか優勢国の皇帝を倒すというなんとも不自然なことが当たり前のように起こっています。自分はこのあまりな展開に呆気に取られました。それらの謎はもう一方の分岐に隠されています。分岐は途中で変えれないので物語を知るためには二週しなければならないのです。中途半端な物語ばかり見せられてまた途中まで同じ内容をもう一度やるというのは面倒臭い事この上ないです。それでも一応消化不良だったのでやりましたが。どうも今作のストーリーは今ひとつです。戦争の話ではなく超現象に頼りきっているような…。登場する敵の将軍達も暴れっぷりの割には弱い奴ばかりだし(苦笑)。

そして難易度の低下。先に書いた通り今作は今までに比べてキャラクターの成長率がずいぶんと高いです。特に一部の狙ったようなキャラクターはクラスチェンジをするのに毎回のようにレベルアップ時にステータスが5つぐらい上がるのであっという間に最強キャラになります。そのおかげでほとんどのマップはごり押しで何とかなり戦略性などほぼ皆無です。このマップをクリアするためにはどうしても一人諦めなければいけない…!!というようなシチュエーションは一度もありませんでした。敵は数で勝負してくる上に馬鹿なのでひたすら疲れるだけでした。ならば条件を絞り込んでのやり込みをすればいいとは思いましたが普通に2周プレイしただけでダレてしまったのでとりあえず今は放置です。ファイアーエムブレムは毎回出るたびに長い時間を費やすゲームでしたがこのような作品が出てしまった以上これ以上GBAではFEを出さないほうがいいと思ってしまいました。任天堂さん、リメイクやマイナーチェンジばかりじゃなくてしっかりしてくれ〜!!(05.1.6)
評価…★★★3

xbox 殿

作品としては『外伝』を意識したんだと思います。でも、正直最低の出来ですね。難易度は『トラキア776』に比べると幼稚園児と巨人の清原ぐらいの差があります。まあ、トラキアが難しいってのもあるんですが・簡単にレベル上げが出来る ・成長率が全体的に高い ・ラスボスも弱すぎというのがあるんですよ。ストーリーも最悪。物語の途中でエイリーク編・エフラム編と分かれるところがあるんですが、その時何故か選んだほうに仲間が全員ついてくるんですよ。じゃあもう片方はどうなるんだーと思いました。だって選ばなかった方にも味方はつくとはいえ、超雑魚レベルの城の兵。いや実際能力見たわけじゃ無いんですけどね。んでその後合流するんですけど、もうここでキレましたね、なんか向うは見たこともない仲間つれてきてワケわかんないし、いつの間にか悪の王様が死んでたり。どうせなら1章ごと交互に舞台を入れ替えて進ませればいいのに、と思いました。

あと『お兄ちゃんって呼んでもいいですか・・・?』とか、『おいおいここは戦場だこんな場所じゃヤバいぜ』 『誰も見てないわ』とか、あんたら子供に狙いを絞ってんのか、あっちの人に狙いを絞ってんのか、大きいお友達に狙いを絞ってんのかハッキリしろよ。『それ万人受けするって言うんじゃない?』とか、言う人が出るかもしれませんが例えるならあまりに設定を詰め込みすぎて訳の分からない漫画になったような感じなんですよ。キリが無いのでここで終わります。(05.9.6)
評価…★1

久井来 殿

GBAの過去2作品も十分に楽しめた私ですが、さすがにこれは評価低いですね。封印の剣と烈火の剣は同じ大陸が舞台でしたのでグラフィックや戦闘アニメの使いまわしも許せましたが、3作品目の使いまわしはさすがに飽きました。ストーリーもお世辞にも誉められないし、死んでも完全に退場しないキャラ(聖戦の系譜のレヴィンや封印の剣のエルフィンと同じタイプ)も多すぎです。

外伝作品ということで、システム的に本編では出せないようなはじけたユニットや敵キャラ(FCの外伝のように)を期待したのですが、どちらもあまりに平凡で驚きました。またユニットを細分化しすぎたせいで、事実上特定のキャラ専属ユニットが多くなり、ユニット育成の自由度が逆に減っています。(このユニットから誰か一人育てようと思ってもそもそも一人しかいない…)良かった点は敢えて言えば、買い物やアイテム交換がマップ上で自由にできる点と、新ユニット「サマナー」が戦略に深みを加える面白いユニットだという点でしょうか。後はちょっと思い当たりません。さすがにこれで「ファイアーエムブレム」を冠するのはひどいんじゃないかと… GBA3作品は1作品毎に質が落ちた気がします。05.12.4
評価…★★★★4

プライス 殿

過去2作品には見劣りしますが、FEに慣れていなかった私にとっては、丁度いい難易度に感じました。経験者にはあまり相応しくありませんが、初心者にとってはそれなりにいい作品だと思いますよ。章の短さ以外にそれほど不満はありませんでした。 (06.8.6)
評価…★★★★★★6

たくあん

難易度ははっきり言って簡単だったけれども、初心者の私には丁度良かったです。しかし「これ本当に全年齢対象なの?」と疑うような面も。既に挙がっていますが、支援会話で明らかに場違いな台詞を吐くキャラクターがいてドン引き・・・無邪気=萌えと勘違いしているのでしょうか?非常に残念ながら、とても感情移入できませんでした。07.12.19
評価…★★2

 

 

◆◆◆

 

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

ジャンル

シミュレーションRPG

発売

2005年4月

ハード

ゲームキューブ

哲坊の
個人的評価

ハード不所持のため、未プレイ。機会があれば、やってみたいと思います。(哲坊)

語る! 「FE・蒼炎」

斎藤長龍 殿

久々に据え置き型ゲーム機で発売されたFEです。前作「聖魔の光石」とほぼ同時期に発表され、その頃は聖魔の光石の方が面白そうに見えて、こっちの方は特に関心を持っていなかったのですが、実際にやってみたら聖魔の光石よりもかなり面白く感じました。ストーリー性と多数の勢力、それに属する多くの個性豊かなキャラクター達が物語を盛り上げてくれます。

他に、キャラクター同士の支援などが拠点で簡単に行えるというのはよい点のひとつだと思いました。加えて、ロード時間がGBA並みに速いので、リセット行う事の多いゲームとしても特にストレスを感じませんでした。やや不満があったのは戦闘中のアニメでしょうか。もうちょっとそれらしくしてもよかったような・・・。(05.7.12)
評価…★★★★★★★★8

洸丸 殿

今回、「トラキア〜」から実に数年ぶりの据え置き登場となった「蒼炎の軌跡」。ストーリーとしては・・・・・うーん、まぁ・・・・・ちょい、激しい?主人公の率いる傭兵団が一瞬の間に軍隊になってますし・・・・・。でも、「差別」というテーマを真っ向から問い詰めるこの「蒼炎」は、子供にとっても大人にとっても考えさせられるテーマだと思います。グラフィックはとてもよく、動きもスリムでいいです。でもインパクトとか派手さが皆無・・・・・スキルは別ですが。特にドラゴンナイト・ペガサスナイト系が不自然・・・・・。いや、死ぬだろって感じです。まぁ戦闘シーンを基本飛ばす僕にとってはどうでもいいのですが・・・・・。

キャラクターは・・・・・うん、まぁアッチ系の人向けでもあるかな。猫耳とか出てるし・・・・・まぁ変な感じです。今回は難易度に3つの段階があり、初心者でも楽にクリアできる「ノーマル」、中級者向け「ハード」、超上級者向け「マニアック」。ぶっちゃけ、マニアックは無理です。辛すぎ。まぁトラキアほどではありませんが^^「ノーマル」モードでは本当に初心者向けです。最初から中盤まで、ずっと親切にレクチャーしてくれます。「ハード」モードはまぁ普通の難易度で普通にできます。本当に普通です。

「砦」システムは斬新でした。確かに、戦場での支援は邪魔だった気がします。「杖」系ユニットの成長の遅さもカバーできるし。自分、GBA三作の杖系は一人もクラスチェンジできずとりあえず、「封印」「烈火」「聖魔」よりかは優良でした。「スキル」が「月光剣」など含めて再登場したのも魅力的。「待ち伏せ」「突撃」「一発屋」「天空」・・・・・様々です。うん、でもやっぱり派手さが全く無し。でもやりこみ要素はあります。まぁ、普通より少し上、って評価ですかね。FEシリーズの中では。とりあえず最近のGBAシリーズよりは楽しめた気がします。 06.3.17
評価…★★★★★★6

グレネイド 殿

トラキア以降、着実に面白味と難易度が下がっていったFEでしたが、今作は久しぶりの良作だと思います。まずは、スキル能力の復活。聖魔では、一部のユニットしかスキル能力がありませんでしたが、今作では、新システム「拠点」で特定のアイテムを使うことで、全ユニットにスキルが付けられるようになりました。特に、主人公のアイクのスキル「天空」は、殺戮的な強さだと言えるでしょう。そして、ベオク、ラグスという二種族の登場。そして、GBAシリーズからの問題だった難易度も、今作の「マニアックモード」により、少しは改善されたと言えるでしょう。個人的なヒットは、キャラクターのグラフィックです。とても美麗で、正直いって、萌えましt(終了

今作では、未だ不祥な点が多く、次回作につながるようなストーリー展開でした。しかし、私は、久しぶりに、良い感じでやり込めました。(06.3.17)
評価…★★★★★★★★8


◆◆◆

ファイアーエムブレム 暁の女神

ジャンル

シミュレーションRPG

発売

2007年2月

ハード

Wii

哲坊の
個人的評価

ハード不所持のため、未プレイ。機会があれば、やってみたいと思います。(哲坊)

語る! 「FE・暁」

一文字違

個人的に前作の蒼炎の軌跡が良かったので今回も買ってみたのですが、こんなのFEじゃねえ。ファンを馬鹿にするな。ってのが第一印象です。端的にまとめると

・いろんな勢力からの視点でプレイできますが、動きすぎるためキャラ一人一人への愛着は薄れる。さらに新旧キャラ入り乱れて70人オーバーの味方ユニットは多すぎる。あきらかに不要なキャラが多すぎる。ラルゴ以外旧キャラ全員参加させる必要はあったのだろうか?

・アイクを絶対的な正義としてるので、視点を変更させる必要性が薄い。しかも悪になる対立側のキャラクターが中国の正史に描かれたような悪人ばかりでつまらない。新主人公と旧主人公の直接対決と言いつつも旧主人公サイドが圧倒的に強く勝負にならず、ゲーム性が無い。

・結果的に新キャラの殆どが旧キャラの踏み台になる構図になってしまう……・前作から燻ってた種族間抗争の火種が激化するも、収集がつかなくなり『共通の敵』が出てきてちゃぶ台返し。その共通の敵の理論は独りよがりすぎて稚拙。いきなり出てきた割に面白みに欠ける。

EDは全ての過程を吹っ飛ばしたかのごとくみんなニコニコ。種族間抗争はどこに行ったの?味方を育てても、どんどん強いキャラが仲間になるので育てるのがバカらしくなる。説得によって味方に引き込むイベントが少ない。最上級職なる上級職より上のクラスに付いてくる奥義が強すぎて後半の戦いは作業になる。直間両用武器の優遇が酷く、弓兵にも遂に射程1の武器が追加され、戦術上で誰を使っても同じになった。

結果的に、あれもこれも取り入れすぎて後半に進むにつれてバランスがおかしくなる。戦闘モーションは前作よりも改善したものの、やはりブツ切りでテンポが悪い、などが挙げられると思います。上の文章を見れば分かると思うのですが、悪い部分が各々で独立してるのでなく、多くの要因が絡み合って二乗三乗となってるので非常に説明しにくいです。これすらも反対意見を明確化させないための作り手のトラップと思えてしまうほど複雑です。

また、あちこちでまったく新しいファイアーエムブレムと言われてますが、シリーズ的に斬新と思えても、すでに他のゲームが実行してるシステムなども多くさほど目新しさは感じません。良い点を探すと、旧作だといちいちカクカクと動いていたマップ上の動きがぬるっと斜め移動になったり、辞書なるフロチャートがそれなりに充実していた点ですね。そして、やっぱり音楽は素晴らしかった。音楽だけは手放しで気に入ってます。素晴らしかったからこそ、シナリオやキャラクター作りの甘さが気に入らないといったところです。

いわゆる無双でバシバシ進めるゲームとしてはそれなりに楽しめるでしょう。ムービーの出来もいいですし。そのかわり従来のステータスの1の数の大きさに一喜一憂する楽しみは皆無です。RPGとしては今の時代なら並の出来。反面、戦術SLGとして楽しむ余地はありません。

最後に個人的ですが男同士の友情がボーイズラブのような構図になってるのが非常に鼻につきました。その中でセネリオというキャラは主人公に依存しすぎてて病的すぎます。物語的においしいキャラのはずなのに、ちっとも成長せず殻にこもりっきりなので見てて面白くありませんでした。スタッフによると代々男性キャラは女性の意見を聞き、女性キャラは男性の意見を聞いて作ってるらしいですが、こういうキャラがいわゆる大きなお姉さんに人気なのでしょうかね?男の私には理解しかねます。08.3.1
評価…★★★★4

漣音

私は、これでFEを辞める決意をしました。最高難易度のFEトラキア776ですらクリアー後に挫折したのに、このゲームは途中で身体、精神的にダウンするほど無理でした。まずゲーム中で困った点。只でさえ難しいのに、ハード以上じゃないとストーリーが楽しめない点。1章、2章の育成期間が短い上に弱いキャラが多いのに、3章に入ったらグレイル傭兵団数名のの強さにビックリ。アイクが前作以上に優遇すぎる。

前作にもあったボーイズラブ要素がある、その逆の百合要素もある(私、これとカップル論争は正直苦手です)。育てなくても良いキャラクターが何回か登場している。育成人数が多すぎて、時間がかかる。その反面、ラルゴが使えない。前作撃破した敵が仲間になると言うピントの外れたものがある。闘技場が無いので、徹底防御をすると環境設定がおかしくなる(初期設定に戻して直さないといけないのでめんどくさい)。一般のラグズキャラが育てにくい。隠し財宝入手がきつい。ブラッド、オルグ他の黒カラーのキャラクターの通常と待機の区別が出来ない。

ここから、辞める原因となったものです。それは、FE暁の女神の「日本国外版の違い」です。第三部と第四部で幾つかの会話が追加され、主にミカヤの台詞、○の○○関連したものに変更がある。ある3キャラに高性能な専用武器とそのイベントが追加される。前作にあり、今作品の日本版には無いソフトリセットがある。セーブシステムが、聖戦の系譜タイプ。マスタークラウンとホーリークラウン無しでクラスチェンジ可能、又ミストのホーリークラウンのイベントが削除。

悟りの符号の入手に規制が入っている。ギャラリーが存在して、味方全員、一部の敵と脇役の公式イラストがある条件で見れる。画像サイズが「ノーマル」「ワイド」が選べられる。法則が解らないと読めない古代語が訳されている。武器の錬成の規制が緩くなっている。バイオリズム高低で入手出来る隠し財宝が、盗賊のみ百パーセントで入手出来る。日本では、ハード以上で楽しめられないストーリーが日本国外版では全てのモードで楽しめられる。言語が5種類選べる。

この中で許せるのは、言語、画像サイズ、悟りの符号(規制入れてもラグズは私自身は育てにくいので)。それ以外は、流石に私の器では受け止められませんでした。何だか、海外版のテストプレイを有料でやっているみたいです。流石に、これ以上は続けることは無理です。今、リメイク版の「新・暗黒竜と光の剣」もピントの外れたシステム等を入れているようで、今のISには他のFEリメイク(特に外伝と紋章)も触って欲しくないです。09.2.19
評価…0

 

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