コーエー(旧・光栄)信長の野望シリーズ

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信長の野望・天翔記

ジャンル

歴史シミュレーションゲーム

発売

平成6年(1994年)

ハード

各種パソコン、Macintosh
スーパーファミコン
プレイステーション、ドリームキャスト
WIN(リメイク)

哲坊の
個人的評価

★★★★★★★★8

サウンド

★★★★★★★★8

実質的な信長シリーズ第5作目(正式には6作目)。新たな追加要素の目玉として、武将が経験値によって成長するシステムが導入された。

能力値の上限はこれまで100だったが、最大で200となり(武将によって異なる)、並の武将でも成長させれば、そこそこ使えるようにできた。これにより、凡将でも長く使えば立派に手柄を立てられるのがいい。逆に有名な武将でも、若い時は老獪な凡将の餌食となってしまうこともある。上杉謙信の戦闘才能は200と、最大まで育てればまさに無敵の存在だった。

また、働きに応じて増える勲功によって、身分が「足軽頭」「侍大将」「部将」「家老」「宿老」と上がり、それに応じて指揮できる兵士数も決まるようになり、育成の楽しみが増した。

一見リアルなシステムのようにも思えるが、能力値の高低によって、戦闘の強弱に差がつきすぎてバランスは崩壊気味。また、遅く登場する真田幸村や伊達政宗が成長する頃には、もうゲームが終わりつつある場合が多かったのが残念だった。

ほかに、軍団制が取り入れられて団体行動の面白さを味わえたのは良い点だと思う。戦闘では、一部にリアルタイムの要素がとり入れられたが、一瞬で決着がついてしまうなど致命的な欠陥があり、まだまだ完成度は低かった。

菅野よう子によるBGMは相変わらず格好良く、戦略画面では地方ごとに異なる曲が聞けた。旧作(群雄伝など)のBGMも、所々で効果的に使われていたのはポイント高し。(哲坊)

ゲームファンが語る! 「天翔記」

神出鬼没の閲覧者 殿

まず、サウンドがいい。いままでの電子音に比べ、交響楽団がちゃんと演奏していたのには、私は感動でした。「覇王組曲」が流れた時はもう最高。軍団制も斬新。武将教育システムはもっと斬新。私の中では「将星録」や、「嵐世記」よりも最高です。
評価…★★★★★★★★★★10

仙流斎 殿

天翔記はハマりましたね〜。PKもプレイしました。まず、武将が成長するのが良かったです。元服したてのくせに最強だとおかしいですからね。それと寡勢でも大軍を撃退できる、のも良かったです。

個人的には1582年でプレイして圧倒的な織田軍団と死闘を演じるのが何より面白かったです。欠点は・・・敵武将の能力がすぐMAXになることですね。でも、まあ天翔記が一番の名作だと思います。(03.12.28)
評価…★★★★★★★★★9

一介の武将 殿

自分の中では一番、「戦国の雰囲気」を感じることが出来た作品です。何と言っても、登場武将全てに潜在能力と現有能力の区別があり、「武将の成長」が天下の形勢を動かしていく点が印象的でした。

また、「信長の野望」シリーズでは初のオーケストラ演奏によるサウンドの臨場感に感動しました。その他にも、「軍団の編成」、「相性」など、史実との近さを実感出来る作品だと思います。 (04.2.19)
評価…★★★★★★★★★9

年寄りポッパー 殿

近頃某中古屋でPS版PUKを見つけたので思わず購入してしまいました。何故か中古で7500円程度とムチャクチャ高かったです(涙)。先に欠点を挙げるとすれば、

1.味方軍団が全くあてにならない
前線の城に委任軍団を置くと勝手に戦争し始めて、重要な武将を持ち逃げされたりしてしまうことがありました。それ以来完全安全地帯のみ委任し、専ら補給用として任せていました。

2.COMが無計画に領土を広げすぎ
1.を敵がやらかしてしまうパターンで、最前線の城を陥落させればその背後は空城ばかりで拍子抜けしてしまうことが多々ありました。

3.同じ顔が多いから感情移入しづらい
光栄(当時)初期の作品は2、3流の武将はモンタージュのように顔のパーツを都度組み合わせるのが伝統でした。今作では顔こそパーツの慣例から脱したものの、結局は「クリソツ顔」がわらわら現れ、華やかさのない雰囲気が蔓延し、哀しいものがありました。特に4流とは言え、三木家や千葉家の扱いはひどく、オリジナルの顔が1人もいない有様でした。

4.エンディングが誰でクリアしても一緒
これもがっくりさせられました。有名どころの上杉、武田、徳川、毛利などですら、織田信長のEDの使いまわし…ポリゴンなんかいらんから、紙芝居でいいから、ちゃんとやれよ!って気持ちになります。

…しかし、これらの欠点に目を瞑っても、天翔記は名作の部類に入ると思います。それは既出ですが、人間の成長に焦点を当てたところに大きいかと思われます。どんな屑大名でも集中的に戦闘力を鍛えて一発逆転的な進出をすれば可能性はありますし、1城でも残っていれば滅亡にはならないからです。

また、情報の公開化。覇王伝までは情報を入手するのに1ターン消耗していましたが、今回はそれが改められました。こちらの手の内を見せる代わりに相手の手もこちらに伝わる。ある意味今のネット社会のような情報公開性はある意味成長システムよりも画期的なシリーズ改革だったのではないかと思います。

更に更に滅亡させた大名ですら在野に解き放った後登用できたのも画期的です。後半ダイヤモンドの如き人材チームを結成し、敵を蹴散らす様は爽快なものがあります。もっとも強すぎて相手にならな過ぎな感もありますが…(例:上杉謙信、武田信玄、織田信長、明智光秀、北条氏康、斎藤道三、今川義元、松平元康チーム、とか)

何度やっても最初は弱弱しい武将がいつのまにか高能力で多くの兵を率い、そして宿老になると今度は才気溢れる若き足軽頭とコンビを組ませ戦場を駆け抜ける様は世代交代の縮図を見る思いです。思考パターンの難こそあるものの、人材育成としては完成度は極めて高いと言えるでしょう。

あと、疑問なんですが、PS/PUK版って宮本武蔵とか佐々木小次郎、柳生十兵衛、天草四郎って登場しないんですか? PC版の本には登場することが書いてありましたが、PS版はサブメニューの武将ファイルに載ってないなぁ…(名古屋山三郎は登場するんだけど) (04.6.7)
評価…★★★★★★★★★9

ショウ 殿

信長シリーズにハマってずっとプレイしていたが、このゲームは武将の成長の幅が大きすぎて、史実ではクソ武将でもシナリオ1などからずっと戦闘で使用しているとやたらと強力になって、途中から元服してくる武将では全く歯が立たない。バランス悪すぎでした。(04.8.1)
評価…★★★3

岡部隆志 殿

これはハマリましたねー。本編をほったらかして育成ばっかりしてました。思考レベルやバランスに難がありましたがそれでもハマッタのは育成の存在につきます。騎馬が攻城戦では役に立たないので鉄砲の育成に力を注いでプレイしました。今思うと武田の鉄砲隊はかなり変な感じがしましたが自分なりの部隊編成で戦争が出来、バリエーションが楽しめました。

しかしCOMの思考がお粗末ですね。前線を破れば後ろは空城のみ、切取り放題で味気ないので私は長く楽しめるよう、あえて捕虜は極力解放して連戦をしないようにプレイしていましたが、それでもCOM大名は合戦を繰り返すため、雑魚武将にも関わらず足軽S騎馬Sがいて難儀しました。また、懐かしいBGMが随所に散りばめられて「おお!」と感動しました。(04.8.25)
評価…★★★★★★★★8

日本海 殿

これは良いゲームです!PSでプレイしましたが、1582の上級で姉小路頼綱一人で全国統一、二本松義継一人で東北統一(悔しいけど織田に勝てません、いつか倒します)など燃えました!!1534の足利で全国統一も燃えました。あと前田利家や高遠頼継や田村清顕などの娘をどれだけ強く誕生させるかなど、子供が武将になれる制度がよかったです。ちなみに織田信長の娘では政200、武200、智196、足S、騎S、鉄S、水S、魅100、野74が今までで一番強い子供です。まだまだやります。(04.9.27)
評価…★★★★★★★★★9

風宮月 殿

僕が最初に購入した信長の野望シリーズです。今でも最高の作品だと思っています。しかし、一つ言える事は、暗殺が強すぎです。(例:風魔小太郎・服部半蔵・最上義光・里見義尭etc)この軍団を率いれば、戦争せずに天下統一できます。現に、何回かやっています。結構おもしろかったのが、武将ファイルでしたね。これで歴史が得意になりましたし。サウンドもすばらしいと思います。(05.1.6)
評価…★★★★★★★★★★10

未来 殿

今でも普通にプレイしてます(笑)。武将の育成とかもう楽しすぎです。弱小〜中堅クラスの大名で、所属する武将も大して強くない状態だといかにして近隣の強者を奪うか必死で考えます。他大名軍の兵が攻撃したらコイツはおそらく残り数人になってそこを俺の兵が突撃で( ̄ー ̄)ニヤリといろいろと考えさせられるプレイ序盤が楽しいですね。

後のシナリオになるにつれて魅力ある武将が少なくなっていくのと成長した武将とそうでない武将の戦闘バランスが若干悪い気がするのが少し残念ですが^^;。それでもシリーズの中ではダントツに好きです。俺は。好きな大名は上杉謙信・毛利元就あたりですかね?内政そっちのけでの高速クリアがおもしろいです。(05.1.6)
評価…★★★★★★★★8

ぽん 殿

自分の初信長です。父親が買って来たパソコンに何故か付属品でついてきました。しかも非売品とか書いてあったので得した気分になっていたらしっかり後で売られてやがる…(苦笑)。このシリーズは武将が成長するので大名と家臣の誰か(気に入った奴)を常に戦場で戦わせ、成長に限界が来た所で軍団長に任命してやって共に天下統一を目指すのが好きでした。

また、戦争では一つの城をたくさんの勢力がいっぺんに攻めたりもします。城は本丸を占領した家の物になるのでいかに相手を出し抜くかを考えさせられます。こっちが頑張って防御度を0にしたとたん、後ろで待ち構えていた同盟国に城をパクられるなんてザラです。しかし戦争のシステム自体、斬新なのはこの部分だけで後はターン制と無難な仕上がりになっていました。その後、SFC版も見ましたが戦争の仕様が全く変わってしまっていたのはちょっと残念でした。

シナリオも信長の誕生(1535)があるので一世代前の戦国時代をプレイすることが出来ます。自分は信長の父、信秀を使って天下を統一しました。当の主人公が元服する頃にはゲームが終わってしまってしまいそうだったのでわざわざ元服まで待ってやってから隠居したのは懐かしい思い出です。その内シナリオ1、2、3と順に選んではキャンセルするを繰り返すと隠しシナリオとして本能寺の変が出てきた時は驚きました。(05.2.6)
評価…★★★★★★★★8

るうく13殿

もう10年以上も前も作品ですが、振り返るとシリーズで一番ハマりました。特にサウンドが最高でした。”夏疾風”は戦闘の臨場感が感じられゲームを盛り上げてくれる名曲です。今でも聞いてます。大大名になるまでの序盤が一番面白いですね。(05.4.28)
評価…★★★★★★★★★★10

タートミ 殿

現在、スーファミ版にハマリまくっております。『スーファミ版はヌルーい』と良く言われてますが、まったりプレイ好きの自分には、これくらいの難易度が調度良いです。大宝寺(1571年)でプレイして、比較的楽(多少はドキドキしますが)に東北統一出来るのはスーファミ版の醍醐味です。領土が増えた中盤以降に中弛みしたら、カートリッジを複数購入しているので(中古だと千円前後で買えます)、直前のデーターを消さずにすぐに違うシナリオでプレイしてます。このプレイスタイルだと当分止められそうに有りません。 (05.5.27)
評価…★★★★★★★★8

治部 殿

いろいろと小さな欠点はあるのですが、ゲームとしての面白さはシリーズ最高ではないかと思います。また、何度もプレイしているとそのたびに隠れたパラメーター、アルゴリズムに気づき、勝つ戦略がいくつもあることに気づきます。

意外に奥深いゲームのような気がします。おかげで今では難級でも、四流大名でない限り、リロードなしでクリアしてしまうようになってしまいました。(それでもまだ遊んでます)

長所は既述の通り、勝つ戦略がいくつかあること。財テク内政中心の富国化戦略、軍事への集中投資と絶え間ない侵略による略奪戦略、人材の積極登用、育成や軍団システム利用による人材重視政策、外交同盟防御中心の信義重視政策、暗殺等破壊工作中心の周囲弱体化政策等、選んだ大名の性格や立国条件によっていろいろとミックスしながら重点を変えて強国化していく面白さでしょう。

短所としては、登場武将やパラメーターの豊富さに見合ったアルゴリズムをコンピューターがそれほど持っておらず、意外に単調で裏をかきやすいこと。どちらかと言うと安定政策型のアルゴリズムより、侵略型のアルゴリズムが突出しており、ゲームバランスが崩れやすいことでしょうか。

その他、経済国内政策と、軍事作戦がシームレスに進行できる点や、各軍をその特性、地形にあわせて展開する純粋軍事シミュレーションゲーム的な初期信長の要素が色濃く残されており、ある意味で前期信長シリーズの総決算的なゲームだと思います(私は、これ以後「信長」にも導入された「天下統一」型の戦闘方式は性に合いません)。

コンピュータ側のアルゴリズムの見直しや多数化、各武将の追加、パラメータの見直しや画像データの作成、マップの拡大(朝鮮半島への拡大)などにより、より史実にのっとった面白いゲームに発展する余地はあったのですが、以後この系列の「信長」がなくなったのは残念です。 (05.7.14)

戦国 殿

シリーズの新作をする毎に、やはり天翔記の圧倒的な城数・武将の人数は、スケール感が違う。あえて欠点を挙げれば野戦は、プレーヤーの采配で非常にスリリングな合戦になるが、攻城戦に関しては単に兵力の多さで城が、陥落されてしまう傾向が強い。

仮にそのターンを、鉄砲攻撃等で凌いだとしても、捕まった武将はほとんど戻って来ないし、同ターンに続けて攻められて、ただ城が落ちるのを消化する時間が今ひとつ。攻城戦ならではの、ろう城すれば兵力が劣勢でも簡単には落ち難いと言った所が欲しかった。

他の持ち城に逃げた所で、兵力0にも関わらずCOM大名の他軍団が間髪いれずに攻めて来れる行動ターンは、時間的にも単調。城が落ち難くなれば、天下統一志向より群雄割拠を楽しみたい者には、早いペースでCOM大名家が滅亡していくのも減り適度に分散された戦国大名の緊張感ある攻防が、寄り一層楽しめると感じる。(06.3.17)
評価…★★★★★★★★★9

一文字違 殿

信ヤボはこれ以前でも触った事があるのですが、廃人同然になるまでプレイしたのはこれが最初で最後です。まずなんといってもヘボ武将でも使いようによっては強くなる点が主で、愛着が沸きましたね。

それゆえに暗殺されるとそりゃあもうwizでロストしてしまったとき同様に2,3時間はマウスを握れませんでした(泣)。あと台詞回しが絶妙すぎです。「暗殺のあとに飲む茶は格別」by松永久秀とか「小便垂れてでも話を聞け」やらとにかく楽しませてもらいました。

おまえ年頃の娘にそりゃないだろと(笑)。今は将星録とのツインキャンペーンのを購入してwin版PKのパッチあててやってます。解像度を1024x768にできてオススメです。(06.5.13)
評価…★★★★★★★★★9

yu-ske 殿

最初に出会った、記念すべき信長シリーズ一作目。小学生のとき、友達の家のパソコンでやりました。友達がやっているのを見て、何これ?というのが、最初の感想でした。少しやってみる?と言われ、武田家で始めてしまったのが運のつきでした(笑)。今では、大好きな作品の一つです。

このゲームに関しての内容は、皆さんがふれているので今さら言うことはないですね。武将を成長させたり、技能を駆使したり、楽しむべき点は満載です。元服したての足軽頭の真田幸村が、成長して無敵の騎馬隊で突撃する姿にはよだれがでます(笑)。

ちなみに、みなさんがあまり触れていない点としては、地味に対戦がおもしろいということがあげられます。一回、友達三人でやりましたがすごく盛り上がりました。島津、北条、南部の、日本版三国志が展開されました。ただ、対戦は近所に暇で暇でしょうがない友達がいなけらばならないという制約がつきます。

そして、時間もバカみたいにかかります。だけど、五人くらいで裏切ったり、裏切られたりの熱戦を繰り広げるのは楽しいと思います。みなさんもルールなどを決めてやってみてください。

そして、天将記は是非ともPUKで遊んでください。部将の数が多いですし、何より難易度に難級が追加されます。シナリオも追加されます。中古で千円くらいで買えますので、暇つぶしにやってみてください。いつのまにか、戦国時代のマニアになっていますから!歴史に興味のなかった僕も、戦国時代だけはやたら詳しくなりました。オススメ大名は、関ヶ原前夜で家康を選び島津義久の家宝を没収。翌ターンに島津が裏切ります!島津家カムバックです!そして、プレイヤーを島津に変えましょう。はい、この変則的島津家は難易度は結構高いです。気がついたら、徳川と豊臣が同盟してました。島津4兄弟をもってしても苦戦します。なにしろ、倒しても、倒しても敵がわんさかでてきますので…。なんか、レビューとは違った内容になってしまいましたが、このゲームに対する愛情は伝えられたかなと思っています。みなさんもおもしろプレイがありましたら教えてくださいね!(06.5.13)
評価…★★★★★★★★8

哲坊

この作品に限らず、信長の野望や三國志シリーズの対人プレイは面白いですよね。今はなかなかできませんが、自分も学生時代はよくやりました。確かにシミュレーションゲームの場合、時間がかかりすぎるのが難点ではありますな…。(06.5.13)

バルビエリ

内政は序盤以外は二の次、戦争で戦争を養う、戦争・戦争・また戦争って感じのゲームです。持久正面と攻勢正面を設定して、いかに戦力を集中させて城を攻め取っていくか。軍事力のバランスを見誤るともみ潰されます。COM大名の膨張が速くて、大国は小国を容赦なく飲み込んでどんどんでかく強くなっていくし、中盤まではかなり緊張感があります。合戦は、戦場もかなり広いし、部隊も多くて面白いです。特に大勢力同士の大規模な戦いは他にはないスケールの大きさを感じます。こういったゲームの醍醐味のひとつ、寡兵で戦術を尽くして大軍を破る快感も十分にあります。

いままでで一番面白かったのは、1534年シナリオ松平清康でプレイ。圧倒的に国力が上の織田・今川の板ばさみ。手段は選べない。二枚舌外交・戦略・謀略を尽くしてわずかな隙を突きじわじわと勢力を拡大、十数年をかけついには力関係を逆転、宿敵織田・今川両家を各個撃破し、松平家は駿遠参尾さらに美濃の一部・関東の一部を支配するまでに成長した。名実ともに海道一の弓取りとなり、いざ上洛と意気込む清康の前に現れたのは、北陸・近畿以西をひとつの色に染め上げた周防大内家の大群。さらに、背後には関東・甲信以北を統一した南部家が迫っていた。

新兵器「鉄砲」を大量に装備する膨大な兵力を尾張・美濃方面へ集中する大内家に対し、南部家と同盟を結び後顧の憂いを断った清康もまた、孫家康はじめ勇猛な三河衆、武田晴信、長井規秀などが率いる精鋭を集結させた。松平勢3万5千に対し、大内勢8万以上。濃尾平野を舞台に20数ターンに及ぶ激戦の末、大内勢を全滅させた。松平勢の損害も大きく生き残ったのは清康の旗本1000余り。だが決戦終了直後、体制を立て直す間も与えず大内家はさらに5万余の軍を投入、もはや松平家はなすすべなく、美濃・尾張は大内家に蹂躙された。ここにいたって松平家の命運は決した。清康は依然抵抗を続けるも、圧倒的な兵力さの前に戦線は後退してゆき、松平家は小田原城での最後の抵抗ののち、滅亡した。クリアできなかったとはいえ最初から最後まで緊張感であふれてて楽しかったです。こういった緊張感あふれる展開は天翔記ならではだと思います。ってかこれレビューじゃないっすね。すいません。(06.11.6)
評価…★★★★★★★★★9

佐倉広夢

滅ぶか滅ぼされるかの緊張感を求めるなら天翔記が一番でしょう。広大な版図と多数の武将を蓄えても状況次第ではあっけなく滅亡します。日本の半分くらいを征服したら残りは軍団長に任せれば勝手に潰してくれるので(自分は後方で物資の管理と人事をしていればよい)時間の節約にもなります。とにかく緊張感がみなぎっていて、ほとんど作業プレーが無いのでコーエーの最高傑作だと思います。これに匹敵するのは三国志9くらいではないでしょうか。07.12.20
評価…★★★★★★★★★★10

戸田大炊頭忠利

武将を育てることが出来るのが楽しかったですね。これにより、畠山昭高や今川氏真、崇伝や天海などの、おじゃる武将や僧侶なども戦に参加させる道が開かれるというものです。

それから官位や宝物が登場するのもリアルでよかった。ただスーファミは処理スピードが遅いのが難点か。今度はプレステでもやってみたいです。10.11.13
評価…★★★★★★★7

 

貴殿の投稿が、この頁を作ります。


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面白い投稿は次回更新時に掲載させていただきます。


●そのゲームを1〜10の数字で評価すると?
 ( )内の言葉は一応の目安ですので、補足があれば上に書いてください。

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